2024年 5月 7日 (火)

勉強好きが陥りやすい「自滅の刃」! そうならないように...「落ちる勉強法」と「受かる勉強法」の違い解説【尾藤克之のオススメ】

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五感で覚えると忘れない

   並木さんはインパクトのある記憶に変えたり、知識のイメージを映像化したり、リズムのいい語呂で覚えたりすることも、記憶力を高める方法の一つになる、と言います。

   人さし指でなぞりながら読み、字を目で追い、声に出し、その声を聞く。すると、複数の感覚を使うことができます。五感が同時に働くことで脳への刺激が強くなり、記憶が定着し、忘れにくくなります。目につく所に貼りつけるのもいいでしょう。ある程度、眺められる場所の方が効果的です。ぼんやり眺めているうちに、写真画像のようにインプットされるからです。

   記憶にインプットするためには、感情を伴うことが重要です。うれしいことや怒りを持った出来事、衝撃的なインパクトのあることは忘れたくても忘れられないものです。人の脳は感情が動くと覚えてしまうのです。そして、体験したことは記憶しやすいということでもあるのです。だから、参考書や問題集を解くときであっても、感情を動かすことが効果的といえます。

   本書では、一途に勉強と向き合うAさんと、ムダをはぶきまくるBさんを登場させ、なぜAさんは落ちてしまい、どのようにしてBさんは受かったのかを、具体例を盛り込みながら分かりやすく解説していきます。これは受験勉強に限らず、仕事の場面でも応用できそうです。この機会に試してみたいものです。

(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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