2022年 6月 30日 (木)

「安全がモットーの国」日本でなぜ?! 知床観光船遭難に海外メディアの反応は?(井津川倫子)

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「安全第の国なのに...なぜ?」

   事故の詳細が明らかになるにつれ、なぜこのような事故が起きてしまったのかという疑問が深まります。英BBC放送は「何が悲劇を招いたのか」という疑問を投げかけています。

How a Japanese boat trip ended in tragedy
(どうして日本の観光船は悲劇に陥ったのか:英BBC放送)
end in :~という結果になる、~に終わる

   東京特派員が書いたこの記事は、「disasters are not caused by a single mistake」(災害は1つのミスが原因ではない)という言い伝えを証明するように、今回の事故を招いたいくつかの要因を指摘しています。

   なぜ、「強風で、波の高さが3メートルあった」のに「経験不足の船長」が、「安全装置が不十分な状況」で「凍てつく海」に出航したのか。

   さらに、最も近いヘリコプター基地でさえ160キロ離れている北海道北東部の沿岸は、「救助活動の盲点」とされていることも伝えています。

   「safety is almost a national motto」(安全がほとんど国のモットーとなっている)日本で、なぜ「人災」ともいえる痛ましい事故が起きてしまったのか...。BBC記者の疑問がグサリと胸に刺さりました。

   それでは、「今週のニュースな英語」「motto」(モットー、座右の銘、標語)を使った表現を紹介します。会社の方針を表す時などによく使われます。

Our motto is delicious and cheap
(わが社のモットーは、おいしく、安く、です)

Safety is our motto
(安全がわが社のモットーです)

Her motto is "Work hard, play hard"
(彼女のモットーは、「よく働き、よく遊べ」です)

   コロナ禍を耐えて、ようやく取り戻しかけた日常を奪われてしまった犠牲者の方々。「久しぶりの家族旅行」「プロポーズを予定」といった一人ひとりの人生が報じられるたびに、事故の残酷さが浮かび上がります。海外メディアの報道からも、同じくコロナの時代を生きる記者の、激しい憤りが伝わってきます。

(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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