2024年 4月 25日 (木)

「安全でおいしい水」をいつでも、どこでも! 世界で初めて空気から水を生成した「IZUMIせせらぎ」【SDGs大学レポート】

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   蛇口をひねれば飲み水が出てくる、当たり前の生活――。そんな当たり前の生活ができる国は、じつは国連加盟国193か国の中でも15か国しかないといわれている。それが、日本人の多くは想像もできない現実なのだ。

   SDGs(持続可能な開発目標)の17の目標においても、目標6「安全な水とトイレを世界中に」に掲げられている。「安全な水」が得られない人は、多くの人が知っている事実である。

   「世界中のすべての人々に安全でおいしい水を平等に」を掲げて、世界で初めて、空気から水を生成する「IZUMIせせらぎ」の開発、販売している株式会社 Ai Heart Japan(アイハートジャパン、愛知県安城市)の木村幸雄社長に聞いた。

  • 写真は、Ai Heart JapanのCEO(最高経営責任者)、木村幸雄さん
    写真は、Ai Heart JapanのCEO(最高経営責任者)、木村幸雄さん
  • 写真は、Ai Heart JapanのCEO(最高経営責任者)、木村幸雄さん

多くの国は労力と時間、費用をかけて「命の水」を得ている

   SDGsの17の目標は不可分であり、すべてがつながっている。その不可分を、より理解できるのが17の目標にすべて関わっている「水」である。生きるための水、どのような環境下においても、人は水を求める。

   私たち日本人は、世界から見れば奇跡的に水に恵まれた環境であることを、ほとんど意識しておらず、水がある日常が当たり前であり、水を大量に使うことで産業が成り立っているということを、実感として持つ人は多くない。

   その反面、多くの国では、労力、時間、お金を費やし、また平和を保ちながら、命の水を得ているのである。

   ところで、私たちが使える水はどれほどあるのだろう? 「水の惑星・地球」といわれているが、そのうち約97.5%は海水であり、私たちが利用できる淡水は約2.5%しかない。さらに、その中で約70%が南極や北極の氷雪であり、また地下800メートルよりも深いところにある地下水が多い。簡単に取水できず、実際に利用できるのは、地中のごく浅い場所にある地下水、川、湖、沼など地表にあるもので、その割合は地球全体の水の約0.02%である。

   わかりやすくするため、家庭の浴槽を地球全体の水の量と置き換えたなら、私たちが利用できる水は、スプーン1杯分しかなく、その1杯分で世界中の人が暮らしているわけである。

空気から水を生成する「IZUMIせせらぎ」の展示発表会
空気から水を生成する「IZUMIせせらぎ」の展示発表会
清水一守(しみず・かずもり)
清水一守(しみず・かずもり)
一般社団法人SDGs大学 代表理事/公益財団法人日本ユネスコ協会連盟・ユネスコクラブ日本ライン 事務局長/英国CMIサスティナビリティ(CSR)プラクティショナー資格/相続診断士
日本大学文理学部を卒業。大学では体育を専攻。卒業後、家業である食品販売店を継ぐも新聞販売店に経営転換。地域のまちづくりとして中山道赤坂宿のブランド化を推進した。その後CSR(企業の社会的責任)の重要性を学び、2018年7月から名城大学で「東海SDGsプラットフォーム」として月2回の勉強会を開催中。SDGsを広めるための学びの場として2019年9月に一般社団法人SDGs大学を開校。現在、SDGs認定資格講座やSDGsイベントなどを開催中。
岐阜県出身、1960年生まれ。
一般社団法人SDGs大学
SDGsを広めるために、誰もが伝道師となるような認定資格講座を3段階で設定。SDGsを学ぶきっかけの資格としてSDGsカタリストから始まり、その上位資格としてのアドバイザー資格、さらにカタリストを育成するカタリストトレーナー資格を設け、2015年9月の国連サミットで採択されたSDGsを他人事ではなく、『ジブンゴト』としてとらえ、実践していけるようにSDGsの研究・周知・教育を行っています。校訓として学び・実践・達成・及人を掲げ、物心両面の幸せを追求し、真の『自分ごと』を探求できる学びの『場』として、誰もが参加ができるインラインによる「SDGs大学プラットフォーム」、「SDGsキャンプ」などのセミナー、イベントを提供しています。
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