2024年 5月 3日 (金)

2023年卒就活生の内定率9割、進路確定率8割! 就活「ゴール直前」...まだの学生、頑張れ! 突破口の「秘訣」はコレだ!

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まだの学生は「活動内容の見直し」突破口に!

   一方、すでに就職先の企業を決めた進路確定率も8割近い75.2%と、就職活動が終盤戦に入ったことがうかがえる=図表4参照。こちらも、昨年の同時点(73.6%)より1.6ポイント高い。

(図表4)進路確定率(就職みらい研究所の作成)
(図表4)進路確定率(就職みらい研究所の作成)

   就職確定先企業の業種をみると、やはり情報・通信業が24.8%とダントツに高い。次いで金融・保険業(11.1%)、製造業(機械器具以外、11.0%)、機械器具製造業(同)、サービス業(7.9%)と続く=図表5参照

(図表5)8月1日時点の就職確定企業の業種(就職みらい研究所の作成)
(図表5)8月1日時点の就職確定企業の業種(就職みらい研究所の作成)

   さらに、「エントリーシートなどの書類を提出した」「適性検査や筆記試験を受けた」「面接などで対面での選考を受けた」などの就職活動実施率をみると、8月1日時点では20.7%で、7月1日時点の40.1%、6月1日時点の47.1%に比べると、大きく減っている。就職活動のピークが過ぎたことがうかがえる。

   しかし、内定未取得者に限った就職活動実施率をみると、82.9%とまだまだ戦いが続いているのだ。今後は内定取得者の企業絞り込みと、内定を得られていない人の追い込みが進みそうだ。

暑いなか面接で頑張る就活生(写真はイメージ)
暑いなか面接で頑張る就活生(写真はイメージ)

   就職みらい研究所の栗田貴祥所長は、こうコメントしている。

「就職志望者全体のうち、8月1日時点で就職活動を実施している割合は20.7%です。内定取得に向けて活動を継続している学生の皆さんは、内定が思うように得られず悩むこともあるかと思います。自分のことをよく知る友人や保護者、大学のキャリアセンターなどに相談し、うまくいっていない理由を分析したうえで、伝え方の工夫や志望先の再検討を行うなど、活動内容を見直してみることが突破口となる場合もあります」

   こうアドバイスをしたうえで、

「暑い日が続きますが、納得して就職活動を終えられるよう引き続き頑張っていただきたいと思います」

とエールを送った。

   調査は、2022年8月1日~3日、2023年卒業予定の大学生・大学院生を対象に、リクルートが運営する就活支援サイト「リクナビ」のモニターに登録した学生7628人(大学生6255人・大学院生1373人)にアンケートした。

(福田和郎)

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