2024年 4月 25日 (木)

「PTAの『仕事』引き受けます」旅行大手、「代行サービス」開始! 役員決めに悩む共働きに朗報か?「PTA改革」が先か?...賛否激論!

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PTA代行サービスの登場、PTA改革の刺激となるか?

可愛いわが子のためにPTA役員を(写真はイメージ)
可愛いわが子のためにPTA役員を(写真はイメージ)

   この「PTA代行サービス」開始をきっかけに、ヤフーニュースのヤフコメ欄ではPTA活動に関して、さまざまな意見が寄せられている。

   たとえば、3児のシングルファーザーとしてNPO法人「グリーンパパプロジェクト」代表理事を務める労働・子育てジャーナリストの吉田大樹(ひろき)氏は、小学から高校のPTA会長を何度か経験したことを踏まえて、

「PTAがこれまで時を重ね、積み重ねてきた事業をどのタイミングで整理すればいいのかは、非常に難しい問題。自分が小学校のPTA会長の際に、会則を大幅に改正し、入退会が任意であることを明記し、部会も削減するなどして、PTA会員の負担を軽減した。そうした改革が実現できたのは、当時の執行部のメンバー内でしっかりと議論したからにほかならない」

と説明したうえで、

「議論を重ねる中で、(中略)1つ1つの事業を見直していくことが重要だ。そうした改革なしに、外注することはただのサービスになってしまう。しかし、PTAはサービス業ではない。PTA会員である保護者や先生が事業を実施することで様々な経験を通して、相互理解を深め、繋がりを作る重要な場所だ。その本質をまずはPTA会員に理解してもらう努力が必要だろう」

と、外注より先にPTAの取り組みを見直すことが大事だとした。

入学式のあとは気が重いPTA役員選びが待っている(写真はイメージ)
入学式のあとは気が重いPTA役員選びが待っている(写真はイメージ)

   一方、ソニーフィナンシャルグループのシニアエコノミスト渡辺浩志氏は、「外注サービス」の登場がPTA改革の刺激になる見方を示した。

「PTA活動は、組織の存続をかけた『仕事のための仕事』が多いというのが実感。個人の事情は言い訳にならず、時間休をとって出勤前に黄色い旗を振ることも。外注(市場経済化)という選択肢が出来たことで、経費をかけてでも続けるべき活動と、手弁当だからこそ続いてきた活動の取捨選択が進むことが望まれます」
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