「PTAの『仕事』引き受けます」旅行大手、「代行サービス」開始! 役員決めに悩む共働きに朗報か?「PTA改革」が先か?...賛否激論!
2022.08.26 19:45
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外注できる仕事なら「そもそも学校に必要な業務なの?」
こんなふうにPTA活動でツラい目に遭っている人が多いせいか、PTA代行サービスには期待と疑問が交錯している。
「PTAという、専業主婦時代だからこそ出来たボランティア活動ももう転換期ですね。(中略)予算を確保出来ないからこそ保護者の無償の労働力でどうにかしてきたわけですから、外注なんか出来るのか?と言うのが正直なところですね。裕福な家庭の多い私立学校では流行るのかもしれませんが、公立は難しそうですね」
「(PTA活動のなかでも)なくせないところは広報と登校班と通学路の安全確保関係、行事関係かな? 6年生だとアルバムのこともあるのかな。広報とアルバムとか運動会は外注できると思う。登校班や通学路の安全関係は、外注できる部分とそうでない部分があると思う。その辺をどうやっていくかですよね」
「学校の中のことをわからない人でもできる業務内容なら、そもそもそれは本当に学校にとって必要な業務なのか?と思ったりもする。運動会の運営とか具体的な業務ならまあ外注してもいいとは思うけど、何かあった時の責任の所在がどうなるのだろう...とか考えたら、そもそも無駄なことが山のようにありそう」
他の視点として、セキュリティーや、サービスの質の面で心配する人もいる。
「校内でのPTA活動が外注だと、学校敷地内に実質的に部外者が入ることになるからセキュリティー面もしっかりして欲しいです」
「こういうサービスが現れるのは良いと思うけど、ベストは予算がつけられて地元でお金が回ること。大手企業が受けたら、本当に現地で必要な作業以外はコールセンターのようなところで処理されてしまって、あんまり幸せな形にならないと思う」
教員から、こんな生の声も聞かれた。
「教員です。今のPTAはPTAのためのPTAです。PTA対応で我々の仕事も倍に増えます。自分たち(学校)だけで出来る仕事も、PTAがあるから仕事を割り振らなきゃならない。これが一手間も二手間もかかる。本当にないほうがイイ」