2023年 2月 3日 (金)

社員の意欲、一体感高まった「健康経営」 「働く姿」イメージしやすくなり...採用も増えた!(森幸漁網株式会社 森田哲平社長)

人気店や企業から非公開の招待状をもらおう!レポハピ会員登録

   健康経営優良法人の認定を目指す企業経営者にヒントを――。そんな思いのもと、連載中の「健康経営のススメ!」。

   これまでに認定を受けた企業や、積極的に健康経営を推進している企業の先進事例のほか、コロナ禍で社会的課題となった従業員のストレス対策として、産業医のアドバイスを有効活用する企業の事例など、できるだけ具体的なノウハウに焦点を当ててきた。

   第12回は、千葉県銚子市に本社を構える森幸漁網株式会社。従業員は18人。経済産業省の健康経営優良法人2021に初認定され、2022年も連続で認定を受けた。代表取締役社長の森田哲平(もりた・てっぺい)さんに話を聞いた。

  • 千葉県銚子市の「森幸漁網」が取り組む「健康経営」に迫る(写真はイメージ)
    千葉県銚子市の「森幸漁網」が取り組む「健康経営」に迫る(写真はイメージ)
  • 千葉県銚子市の「森幸漁網」が取り組む「健康経営」に迫る(写真はイメージ)

課題は朝食、睡眠、喫煙と分析...改善につなげる

――健康経営を導入されたきっかけをお教えください。

森田哲平社長「以前から、社員が健康に働ける環境づくりに関心を持っていました。ところが、いざやってみようと踏み出す時、どのように取り組めばよいのかが明確ではありませんでした。その時、全国健康保険協会(協会けんぽ)千葉支部とアクサ生命の健康経営アドバイザーの方から、『健康な職場づくり』についてアドバイスをいただきました。健康習慣アンケートを実施し、当社の従業員の健康習慣における課題が朝食、睡眠、喫煙であることがわかりました。この結果を踏まえて、具体的な目標を立てて、計画的に健康経営に取り組んでいます」
漁網や漁業資材の販売・メンテナンスを行う「森幸漁網」
漁網や漁業資材の販売・メンテナンスを行う「森幸漁網」

――たとえば、どのように取り組んでいらっしゃいますか。

森田社長「当社は20代~30代の若い社員が多く、飽きさせない工夫として、ヤマハの『Revストレッチ』を導入して、朝のストレッチを実施しています。また、ぶら下がり健康機器も設置しています。業務工程の見える化(工程スケジュール一覧)により、適切な働き方、長時間労働対策、2時間単位での有給休暇取得制度を導入しました。
食生活の改善を目的として『健康バランス弁当』を取り入れ、会社から3分の1を費用補助する制度を設けました。ちなみに、アクサ生命から提供される食生活などのワンポイントアドバイスシリーズのリーフレットを毎月給与明細に同封して、啓発を図っています。
そのほか、夏には経口補水駅液や塩分補給のタブレットを常設するなどの熱中症対策も行っています。また、社員全員での1泊2日の旅行も実施し、コミュニケーションの向上を図っています」

3Kのイメージ払拭し、若い世代が安心して入社&活躍できる環境に!

s-4%20.jpg

――どのような成果が出ていますか。

森田社長「健康経営の取り組みの成果として、残業時間が減り、従業員の間にみんなで取り組もうという一体感が感じられるようになりました。また、従業員同士効率よく仕事を進めるためにはどうしたらよいか、自主的に意見交換をする場面が多く見受けられるようになりました。
さらに、リクルート面でも効果が出ており、求人サイトで興味を抱いた企業にチェックを入れた就活生の人数を表すエントリー数が大幅に伸びました。普段は関東の学生が多くなりがちですが、昨年から全国からの問い合わせが増えており、2022年4月では初めてとなる国立大学出身の2人の女子学生を採用することができました。
健康経営優良法人認定で、働く姿をイメージしやすくなって、学生の関心を集めたのだろうと分析しています」

――今後の展望をお聞かせください。

森田社長「一次産業の仕事は、若い世代の働き手が少ないという課題があります。『きつい』『汚い』『危険』といった3Kのイメージがあることもその要因の一つであると感じており、健康経営に積極的に取り組むことで、まずそのイメージを払拭したいと思います。 また、将来を担う若い人材が安心して入社し、活躍できる環境を整えることによって、組織が活性化し、お客さまへのサービス向上につながる好循環をつくり、企業として持続的に成長していける組織づくりを行っていきたいと考えています」

――ありがとうございました。

【会社概要】
森幸漁網株式会社
代表取締役社長 森田哲平さん

 私たちは千葉県銚子市・旭市・茨城県神栖市エリアを中心に全国の漁業者様へ漁網や漁業資材の販売やメンテナンスを行っている会社です。
 当社は1900年の創業以来、皆様のお力添えを頂き、100年以上に渡り漁業資材の販売・設計施工・メンテナンスを通じて地域の水産業のサポートする企業として成長を続けて参りました。
 スローガンである「WIN×WIN×WIN」は「現状に満足せず「お客様」・「社員」そして「地域・社会」すべてに向けてより良いサービスを提供できる企業に今後も成長を続けていきたい。」という意味が込められています。
 100年の歴史に満足せず、150年、200年と皆様に必要とされる企業となり続けるため今後も成長を続けていく事が私たちの挑戦です。

・本社所在地   千葉県銚子市
・主な事業内容  漁業資材の販売、各種漁網の仕立て販売・修理(まき網・シラス網・刺網等)、ロープ・ワイヤーの加工販売、釣具・船具の販売、各種ネット(防球ネット・ゴールネットなど)の販売
・従業員数    18人
・健康経営優良法人 2022(中小規模法人部門) 認定
   https://morikou-net.co.jp/

姉妹サイト

注目情報

PR
コラムざんまい
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中