かつて日本車は環境性能で評価...今度はどうか?
カリフォルニア州は1960~70年代以降、排ガス規制で全米をリードし、ひいては世界の環境規制に大きな影響を与えてきた。
70年の米大気浄化法(マスキー法)では、ホンダが世界に先駆けて規制をクリアし、同社が世界的なメーカーとして飛躍するきっかけをつかんだ。トヨタもHVが同州ハリウッドのセレブの心をとらえ、普及に弾みをつけた歴史がある。
日本勢はEVで世界的に出遅れを指摘されるだけに、今回のカリフォルニア州の新規制への対応が、今後の世界戦略を大きく左右することになりそうだ。(ジャーナリスト 済田経夫)