2024年 3月 3日 (日)

市場参加者が反応する「経済指標」に変化あった1年...2022年株式市場を振り返る【後編】(児山将)

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   学生のみなさんとともに、およそ半年にわたって挑戦してきた「シューカツに使える企業分析バトル カブ大学対抗戦 Season4」。

   締めくくりとして、当企画のコーディネーターを務めたメディアディレクター、フリーランス投資家として活躍する児山将さんから、2022年の株式市場を中心に、相場を振り返ってもらった。今回の寄稿記事【後編】では、2022年の夏~秋の振り返りをお届けする。

インフレピーク! 金融引き締めが鈍化し、株に追い風

   <インフレと金融引き締めに左右された1年...2022年株式市場を振り返る【前編】(児山将)>の続きです。

   2022年後半は、一部商品価格の頭打ちと、利上げを急いだ各国の中央銀行の効果があってか、物価上昇圧力が落ち着きました。

   昨年(2021年)は、金融緩和や政府の財政出動などの恩恵を受けていた株式市場。それだけに2022年の前半は厳しい半年でしたが、後半になってようやく追い風が吹いてきたのです。

   秋になると、利上げを打ち止めする中央銀行や、金利の上げ幅を縮小する中央銀行が増加。米国の中央銀行にあたる米連邦準備制度理事会(FRB)でも、3会合連続で0.75%引き上げていた消費者物価も落ち着いてきたことで、12月には0.5%の上げ幅となり、市場に安心感をもたらしました。

   2022年、印象的だった出来事としては、市場参加者が反応する「経済指標」が変化したことです。

   従来であれば、米国雇用統計が最も注目される指標でした。しかし、今年のテーマはインフレであったことから、米国消費者物価に焦点が集まりました。その結果によって、NYダウが1000ドル急騰したり、ドル円相場が5円以上急落したりするようなドラスティックな値動きが起こりました。

   また、経済指標一覧に表示されないこともある米国のPMI(購買担当者景気指数)ですら、相場を大きく動かす指標となりました。1980年代のオイルショック以来となるインフレ経済となったことで、相場を左右するコンパスも変化を迎えたようです。

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