2024年 4月 27日 (土)

「仮想通貨」取引でよく目にする「AMM」って何だ?...今、注目の仕組みを解説【仮想通貨通信vol.1(後編)】

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   こんにちは。学生トレーダーのブロックスタです。投資対象として仮想通貨に興味を持った私は、その技術の持つポテンシャルに惹かれ、いまではスマートコントラクトを利用した分散型アプリケーション(Dapp)の開発にも取り組んでいます。

   そんな私が、仮想通貨の話題をピックアップして、わかりやすく解説していきたいと思います。よろしくお願いします。今回は、仮想通貨の取引をしているとよく出会う言葉、AMM――自動マーケットメーカーについて取り上げます。

AMMのデメリットは?

   <「仮想通貨」取引でよく目にする「AMM」って何だ?...今、注目の仕組みを解説【仮想通貨通信vol.1(前編)】>ではAMMの特徴、そしてメリットについて紹介しました。今回の【後編】では、AMMのデメリットや、実際のやり方について取り上げたいと思います。

   AMMのデメリットとしては以下の2つが挙げられます。

(1)柔軟性のある取引がしづらい
(2)損失が発生する可能性も

(1)柔軟性のある取引がしづらい

   これは「簡単で分かりやすい」というメリットがある以上、避けられないジレンマとして存在します。

   株式取引では、「逆指値」と言うのですが、「ある価格以上に下がったら売り注文をする」などっさまざまな設定方法があります。しかし、AMMでは流動性プール内の需給だけで計算しますから、こうした複雑な注文方法は使えません。

   したがって、手早く取引したい際などに、AMM搭載の取引所を利用するとよい、とも言えます。

(2)損失が発生する場合も

   【前編】で紹介したように、流動性プールに仮想通貨を入れることで、収益を得ることが可能でした。しかし、収益を期待できる一方で、損失が発生することもあり得ます。

   この損失を専門用語で、インパーマネントロス(IL)といいます。インパーマネントロスとは、かみ砕いていえば、取引で損失が出てしまうわけではないけれど、結果として損失が出てしまうことをさします。

   たとえば、流動性プールに入れた仮想通貨の価格が上昇すれば、流動性プールから資金を引き出す際には、手数料収益に加え値上がり益まで享受することができます。

   しかし、仮想通貨の価格が下がったらどうでしょう。手数料収益以上に、仮想通貨の評価額が下がってしまうこともあり得ます。これが、インパーマネントロスと呼ばれるものです。

   もっとも、ひんぱんに取引する予定のない仮想通貨がある人は、手軽く手数料収益を得ることが可能という点で魅力的ですよね。

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