2024年 5月 8日 (水)

「支払いがまだです!」 携帯電話、通販サイト、税務署名乗る「偽メール詐欺」横行、知らないうちに口座使われて...被害防ぐ5つの方法がコレ

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   「支払いが滞っています」(携帯電話会社)、「お客様のお荷物、不在のため持ち帰りました。下記よりご確認を」(宅配便事業者)......。

   スマートフォンにこんなSMSやメールが入ったので、記載されたURLにアクセスし、個人情報を入力したら、あとからトンデモない額のクレジットカード請求が届く――。

   こうした「フィッシング詐欺」が横行しているため、国民生活センターは2022年12月21日、「通販サイト、カード会社、宅配便事業者などをかたる偽SMS・メールに警戒を!」という調査報告を発表、注意を呼びかけた。

   詐欺師は、実在の事業者をかたらっているから厄介だが、日頃から防ぐ方法がある!

  • フィッシング詐欺師があなたを狙っている(写真はイメージ)
    フィッシング詐欺師があなたを狙っている(写真はイメージ)
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知らないうちに50万円以上、クレジットカードを使われるケースも

   国民生活センターによると、偽SMS・メールを使ったフィッシング詐欺の被害相談は年々増えており、2021年度は1万2196件に達した。2022年度は11月末時点で9160件と、2021年度の同期の約1.3倍に増加している。

   被害金額は、1万円以上5万円未満(1859件、約30%)が一番多い。次いで10万円以上50万円未満(1859、約24%)、5万円以上10万円未満(1859件、約20%)と続くが、50万円以上という高額な被害も229件(約4%)あった【図表1】。

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(図表1)被害金額別の相談件数(国民生活センターの作成)

   フィッシング詐欺に関する被害事例は、通販サイトなどをかたるメールやSMSに記載されているURLにアクセスし、クレジットカード番号など個人情報を入力後、身に覚えのない請求がくるなどのケースが多い【図表2】。こんな事例が代表的だ。

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(図表2)かたられる事業者と偽SMS・メールの内容(国民生活センターの作成)

【事例1】通販サイト名のSMSが届き、クレジットカード番号を入力したら覚えのない請求がきた

   通販サイトから「支払い方法に問題がある」というSMSがスマホに届いた。疑いもせず、指示通りに添付のURLをタップし、クレジットカード番号や住所を入力した。その後、クレジットカードの請求明細を確認したら、合計約4万円の身に覚えのない決済があった。クレジットカード会社には状況を伝えたが、今後どうしたらよいか。(2022年1月・30歳代男性)

【事例2】フリマアプリ名でメールが届き、パスワードを入力したらアカウントを不正利用された

   自分が利用しているフリマアプリ名でアカウントの設定の確認を求める内容のメールが届き、メールアドレスとパスワードを入力した。その後、フリマアプリにログインすると、自分が利用していない約20万円の取引履歴があり、自分のアカウントが不正利用されていることがわかった。フリマアプリで利用している決済サービスには銀行口座を登録しているが、どうしたらよいか。(2022年5月・30歳代女性)

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