コロナ禍で宿泊業が打撃、倒産も...人材流出から人手不足に
訪日客の受け入れ態勢への不安もある。
コロナ禍による旅行需要の激減で、ホテルや旅館などの宿泊業は大きな打撃を受け、倒産も相次いだ。このため、人材流出による人手不足が激しく、宿泊業の従業員数はコロナ禍前から2割程度も減っていると言われている。
実際、宿泊業者の中には「従業員が足りないので、宿泊希望者がいても部屋を空けたままにしている」といったケースは少なくない。インバウンドがコロナ禍前に一気に戻れば、大混乱となる恐れもあり得る状況だ。(ジャーナリスト 済田経夫)