2024年 4月 20日 (土)

小室圭さん、晴れてNY州「弁護士」に! 英国人ベストセラー作家が関心寄せる「NYの質素なアパート暮らし」(井津川倫子)

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   秋篠宮ご夫妻の長女眞子さんと結婚した小室圭さんが、米国・ニューヨーク州で弁護士として活動を開始したと報じられています。小室さんが所属する法律事務所のホームページの肩書も「ロークラーク」(法律助手)から「アソシエイツ」(所属弁護士)に昇格していました。

   眞子さんとの海外生活に注目が集まるなか、地元ニューヨークタイムズ紙にベストセラー作家の「This Royal Saga Has a Surprise Ending」(皇室物語の驚くべき結末)と題した寄稿が掲載されていました。アカデミー賞受賞作の原作者でもある英国人作家の「想像力」を刺激した、小室夫妻の物語とは...。

  • 小室圭さん、NY州の弁護士として登録(写真はイメージ)
    小室圭さん、NY州の弁護士として登録(写真はイメージ)
  • 小室圭さん、NY州の弁護士として登録(写真はイメージ)

「昔々、一人の少年がプリンセスと出会い、恋に落ちました...」

   2022年10月にNY州司法試験に合格していた小室圭さん。「まだ弁護士登録されていない!」「年収はいくらになるのか?」など、国内メディアを賑わせてきましたが、この度、晴れて「弁護士」として登録されたことが分かりました。

Kei Komuro, husband of former Princess Mako, registered as lawyer in New York
(元プリンセス眞子さんの夫、小室圭さんが、ニューヨーク州の弁護士として登録された:ジャパンタイムズ紙)

   さっそく、所属事務所のホームページでも小室さんの肩書は「Associate」(アソシエイト)に変更されたようです。ちなみに、「Associate」は「仲間」「同僚」という意味で、法律事務所の「所属弁護士」という立場を表しています。

   いよいよ、「弁護士」として本格的に稼働する小室さん。眞子さんと一緒に、ニューヨークに腰を落ち着けるとみられています。

   そんななか、英国人ベストセラー作家がニューヨークタイムズ紙に寄稿した「小室夫妻の皇室物語」なる記事を発見して、思わず読みふけってしまいました。

   アカデミー賞を受賞した映画の原作者であり、これまで英国貴族女性の苦悩などを描いてきた作者は、どのようにお二人の人生をとらえたのでしょうか。「小説家」ならではの面白い視点をいくつかご紹介しましょう。

Once upon a time, a boy met a girl, and they fell in love. This was no ordinary love
(昔々、一人の少年が少女と出会い、恋に落ちました、でも普通の恋ではありませんでした)

   寄稿文はおとぎ話のような始まりで、小室さんと眞子さんが初めて出会った時から「お互いにつながりを感じていた)と伝えています。「royal blood」(皇室の血筋)の眞子さんと、「commoner」(一般人)の小室さん。「The boy and girl came from opposite ends of the social spectrum」(まったく正反対の階級出身の少年と少女)が、世間のバッシングに合いながらも、皇室を捨てて米国での質素な暮らしを選ぶまでの道のりを想像力たっぷりに描いています。

   この記事を書いたのは、アマンダ・フォアマンさん。英オックスフォード大と米コロンビア大で学んだ英国人女性です。アメリカ独立戦争や18世紀の英国貴族社会などを舞台にした歴史小説作家として有名で、とりわけ女性の生き方を描くことで知られています。

   2008年に公開された映画『ある公爵夫人の生涯』の原作となったベストセラー小説『The Duchess』では、18世紀後半に名門貴族に嫁いだ実在の女性を描き、映画は第81回アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞しました。

   今のところ、ニューヨークタイムズに寄稿した「小室夫妻皇室物語」はさほど話題になっていないようです。それでも、同記事を紹介したフォアマンさんのツイッターには、「Best royal story you've probably never heard」(あなたが知らない最高のロイヤルストーリー)といったフォロワーのコメントが寄せられていましたから、好意的に受け止められているようです。

「表舞台から離れて」暮らす二人にエール! 「お騒がせ夫妻」とは真逆に映る?

   なぜ、フォアマンさんは小室夫妻に関心を抱いたのか。おそらく、英国王室を捨てて米国に移住したヘンリー王子とメーガン妃の存在が関係していると思われます。フォアマンさんは寄稿文の中で、「暴露本」を出版したり、積極的にメディアに露出したりしているヘンリー王子夫妻を示唆するコメントを残しています。

There was no need for them to live in a tiny apartment when they could earn millions telling their story
(自分たちの話を暴露すれば、大金が手に入って狭いアパートで暮らす必要もないのに)

   フォアマンさんは、小室夫妻が「out of the limelight」(表舞台から離れて)、ひっそりと暮らしていることをことのほか強調しています。お二人がSNSを配信してホンネを語ることも、テレビに出演して皇室での生活を暴露することも、バッシングした人たちにリベンジすることもないと伝えつつ、唯一手に入れたのは「free and independent」(自由と独立)だとしています。

   そのうえで、「他の元ロイヤルファミリーたちが肝に銘じるだろう」と、暗にヘンリー王子とメーガン妃を「皮肉る」ようなコメントもしていますが、ヘンリー王子夫妻とは真逆に映る小室夫妻のひっそりとした生き方に、エールを送っていることは間違いありません。

   なによりも、高級紙ニューヨークタイムズに好意的な寄稿が掲載されたことは、ニューヨークで生活をするお二人にとって強力な援護射撃になることでしょう。

   それでは、「今週のニュースな英語」「assotiate」を使った表現をお伝えします。名詞だけでなく動詞でもよく使います。「関係する」「関連づける」といった意味になります。

She is our business associate
(彼女は我々のビジネスパートナーです)

He is associated with the law firm
(彼は法律事務所に関係している)

I associate Switzerland with chocolate
(スイスとチョコレートを関連づけてしまう=連想する)

   『ある公爵夫人の生涯』(原作『The Duchess』)の主人公は、イギリス有数の名門貴族スペンサー家の令嬢ジョージアがモデルだとされています。故ダイアナ妃の先祖にあたる女性です。ベストセラー作家がこの先、小室夫妻をモデルにした小説を書くことがあるのか...。

   真意のほどは「本人のみぞ知る」ですが、少なくともアーティストとしての想像力を掻き立てられたことは確かなようです。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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