2024年 4月 26日 (金)

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3月ダイヤ改正で、東西で新路線開通

   「週刊エコノミスト」(2023年3月14日号)の特集は、「再始動する鉄道」。コロナ禍で制限されていた移動の自由が緩和され、鉄道に乗客が戻り始めてきた。3月18日のダイヤ改正で開通する東西の新しい路線を中心に動きをまとめている。

   首都圏では、東急電鉄の東急新横浜線日吉-新横浜間、相模鉄道の相鉄新横浜線羽沢横浜国大-新横浜間が開通する。

   新横浜駅に両社の電車が初めて到達するとともに、相鉄線と東急線、そして東急線を介して東京メトロ副都心線の東武東上線方面、東京メトロ南北線の埼玉高速鉄道線方面、都営三田線方面との間を結ぶ大規模な相互直通運転が開始される。

   東京駅、品川駅で東海道新幹線に乗り換えるよりも、新横浜駅乗り換えが便利になる人が多くなると予想され、人の動きが変わりそうだ。

   関西圏では、新大阪駅と大阪環状線とを結ぶJR西日本東海道線支線の一部区間がルート変更のうえ、地下に移設され、3月18日から大阪駅(うめきたエリア)へ乗り入れる。

   関西国際空港アクセス特急の「はるか」や紀勢線方面の「くろしお」は従来大阪駅を素通りしていたが、今回のルート変更によって関西最大のターミナルを発着することになり、大幅な乗客増が期待される。

   拠点駅のリノベーションも進む。東京都内では京浜急行品川駅のリノベーション工事が本格化する。ほぼ全面的に改築され、現在の高架からJR線と同じ高さの地平へと降ろされ、広くなり乗り換えしやすくなる。

   一方、厳しさを増すのが地方路線だ。

   JR北海道とJR四国の状況は厳しく、地方路線の存続が危ぶまれている。大塚良治・江戸川大学准教授は、他社との経営統合も選択肢の1つだとし、鉄道にとらわれない柔軟で大胆な発想が求められる、と提言している。

   コロナ禍での縛りが解けて、鉄道に人が戻るのは望ましいことだが、地方への波及はあるのか、注視したい。(渡辺淳悦)

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