2024年 4月 19日 (金)

社員の平均給与は976万円?!...ウェブマーケティング支援のプレイド 低迷する株価の行方は? 気になる業績もチェック【よくわかる企業分析】

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主要事業は「KARTE」だがM&Aで多角化中

   プレイドは「SaaS事業」の単一セグメントですが、決算説明資料には領域別概要として、以下の事業があげられています

<プレイド>
・KARTE領域(KARTEシリーズ、TEAM)
・新規領域(PLAID Ecosystem、STUDIO ZERO)
<RT/ET/アジト>
・グループ各社(KARTE RightSupport、EmotionTech CX、Databeat)

   2022年9月期の売上高構成比は、プレイド本体のKARTE領域が65億円と大半を占めており、新規領域は4300万円です。グループ会社のRT/ET/アジトは8.1億円ですが、ここにはアジト社の売上高は含まれておらず、2023年9月の第2四半期より連結予定とのことです。

   有価証券報告書には、KARTE(for Web)およびKARTE for Appを利用している業界別割合が以下のように示されています。

EC:35.7%(ファッション11.5%、美容・健康6.6%、ライフスタイル3.8%、その他13.8%)、その他:64.3%(人材・求人・転職10.9%、金融・保険・決済9.6%、広告・メディア・自社ホームページ・会員ポータル9.8%、不動産・建設・建築9.8%、その他24.1%)

   新規領域では、プレイドのAPI開放によるデータ・技術連携や企業アライアンスを通じ、パートナーと新たな価値を創出する事業を展開しています。

   RTは、企業におけるカスタマーサポート領域の事業を展開するRightTouch(2021年12月設立)、ETは、NPS(ネット・プロモーター・スコア)などサーベイ分野におけるサービスを提供するエモーションテック(2021年8月買収)の略です。

   アジトは、Google、YouTube、主要SNSやIndeed、ネイティブアドなど36もの広告サービスと連携するなどマーケティング関連データの抽出/更新/可視化を自動化する「Databeat」を提供しており、プレイドが2022年10月に買収しています。

こたつ経営研究会
こたつ経営研究会
有価証券報告書や決算説明書などの公開情報を分析し、会社の内情に思いをめぐらすニューノーマルな引きこもり。昼間は在宅勤務のサラリーマンをしながらデイトレード、夜はネットゲームをしたりこたつ記事を書いたりしている。好きなピアニストはグレン・グールド。嫌いな言葉は「スクープは足で稼げ」。
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