2024年 4月 24日 (水)

離婚後の住まい、どうする? 妻のお悩み、子供と一緒に住みたいけれど、転校は避けたい...

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   離婚した場合に、「持ち家」をどうするか――。

   夫婦の3組に1組が離婚するともいわれるなか、離婚する場合に「子供」や「生活資金」「住居」といった解決に時間がかかりそうな問題について、8割以上の女性が、夫と話ができていないと答えていた。

   リースバックの「マイホームだけは守らナイト」を運営する、みなとアセットマネジメント(東京都港区)が、6~15歳の子供を持つ30~40代の既婚女性(住宅購入者)を対象に、「離婚後の家の対処法」に関する調査を実施した。2023年3月8日の発表。調査からは、母親として、離婚で女性が抱える悩みがうかがえる。

「離婚を考えたことがある」女性は63.5%!

   調査では、まず「真剣に離婚を考えたことはありますか?」と聞いたところ、「何度もある」と答えた女性は20.0%、「数回はある」が28.0%、「1度だけある」は15.5%と、「離婚を考えたことがある」と答えた女性が63.5%にのぼることがわかった。「1度もない」は36.5%だった。

   「離婚を考えたことがある」と答えた女性に、「もし離婚をすることになった場合、解決すべき問題はあると思いますか?」と聞いたところ、90.8%が「あると思う」と答え、さらに「離婚するとなった場合、特に解決に時間がかかりそうな問題は何ですか?」との問いに、「子どもに関する問題」と答えた人は50.2%と最も多かった。

   次いで「今後の生活資金に関する問題」が30.1%、「住居に関する問題」の17.0%、「仕事に関する問題」1.9%と続いた。

   また、「もし離婚をすることになった場合、住居はどうしようと思っていますか?」との問いに、「今の家を出て、新たな住居に住む」と答えた女性は43.1%で最多。次いで、「今の家に継続して住む」が34.2%、「今の家を売却して、新たな住居に住む」の21.0%と続いた。【図1参照】

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図1 「もし離婚することになった場合、住居はどうしようと思っていますか?」(みなとアセットマネジメント調べ)

「子供の生活環境はできるだけ変わらないようにしてあげたい」

   住まいの問題で、「今の家を出て、新たな住居に住む」と答えた女性が4割を超えるなか、離婚によって引っ越しや、子供が転校することは避けたいと思う女性は少なくない。

   「離婚によって引っ越したり、子どもを転校させたりすることは避けたいと思いますか?」と聞いたところ、83.5%の女性が「思う」と答えた。「思わない」は17.5%。【図2参照】

   今の家を出て新しい暮らしを始めたいと思う半面、子供の生活環境はできるだけ変わらないようにしてあげたいと思う女性の揺れる心の動きがうかがえる。

   一方、離婚することになれば、資金面で不安に思う女性もいるはず。「もし離婚をすることになった場合、資金面の不安はどのくらいありますか?」との問いに、「とても不安がある」と答えた女性は55.2%、「不安がある」の33.2%と合わせた88.4%が、「不安」に思っているようだ。「あまり不安はない」は9.6%、「まったく不安はない」は2.0%だった。【図2参照】

   離婚後の生活資金などからも、今の家を離れる、手放すという選択は、女性にとって悩ましい問題といえそうだ。

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図2 「離婚によって引っ越したり、子供を転校させたりすることは避けたいと思いますか?」との問いに、82.5%の女性が「思う」と答えた(みなとアセットマネジメント調べ)

「家の持ち分」離婚した場合の話はできている?

   そうなると気になるのが、今の家の「持ち分」だ。調査では、「今の持ち家の持ち分はどうなっていますか?」と聞いたところ、「夫の所有物」になっていると答えた女性は56.5%で最も多かった。次いで、「夫と自分で半分ずつ」が21.1%、「夫の割合のほうが大きい」の14.8%が続いた。

   「自分の割合のほうが大きい」との答えが2.2%、「自分の所有物」という女性も5.4%あった。【図3参照】

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図3 「夫と離婚した場合に、家をどうするかの話はできていますか?」の問いに86.8%の女性が「いいえ」と答えていた(みなとアセットマネジメント調べ)

   では、夫と離婚することになった場合、「家をどうするかの話はできていますか?」。この質問には、86.8%の女性が「いいえ」と答えた。ほとんどの夫婦が話し合いをしていないようだ。

   なお、調査は6~15歳の子供を持つ30~40代の既婚女性(住宅購入者)を対象に2023年1月26日にインターネットで実施した。調査人数は1010人。

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