2024年 3月 29日 (金)

AI×宇宙開発銘柄が登場! Ridge-i(リッジアイ)社員の平均年収はいくら? 気になる業績や将来性もチェック【よくわかる新規上場株】

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   就職先や転職先、投資先を選ぶとき、会社の業績だけでなく従業員数や給与の増減も気になりませんか?

   上場企業の財務諸表から社員の給与情報などをさぐる「のぞき見! となりの会社」。今回取り上げるのは、人工知能(ディープラーニング・機械学習)専門のベンチャー企業Ridge-i(リッジアイ)です。

   2016年、機械学習の一手法である「ディープラーニング技術」を活用したビジネス課題解決を目的に設立。2017年に「AIを活用したモノクロ映像のカラー化」技術をNHKアートと共同開発、2019年に「ごみ識別AIを搭載した自動クレーンシステム」を荏原環境プラントと共同開発しました。

   宇宙関連事業にも積極的です。2018年、AIを活用した衛星データの解析サービスを開始。内閣府主催「宇宙開発利用大賞」の第4回で経済産業大臣賞を、第5回で環境大臣賞を受賞しています。

   2021年1月にオリックスと資本業務提携を開始し、2023年4月26日に東証グロース市場に上場。上場初日は値がつかず、公開価格の2.3倍となる4025円買い気配で取引を終えました。

   なお、リッジアイのリッジ(Ridge)とは「山の稜線(頂上から頂上を結ぶ尾根)」のこと。稜線に立つことで次に登るべき山々が見えてくるように、ビジネスニーズや課題と先端技術がぶつかりながら高みに登ることで、そこから新しい未来の展望へとつながっていくイメージを社名に込めたそうです。

2022年7月期に売上高が急増、前期比2倍超に

   それではまず、リッジアイの近年の業績の推移を見てみましょう。

   リッジアイの売上高は右肩上がりに伸びています。2019年7月期に前期比減となりましたが、その後は回復して2021年7月期までの2年間で1.9倍に。2021年7月期から翌2022年7月期までの1年間で2.3倍に急増しています。

   売上総利益は、2021年7月期の1億9148万円から2022年7月期の6億1257万円へと、一挙に3倍超に。粗利率(売上総利益率)は45.7%から63.2%と大きく改善されています。

   2020年7月期から2年間は1億円を超える当期赤字に陥りましたが、2022年7月期には1.5億円の当期黒字を達成しています。ただし、この期の営業利益は5640万円で、助成金収入5260万円を含む営業外収益が5309万円となっています。

   助成金収入とは、東京都の助成事業「2018年度 次世代イノベーション創出プロジェクト2020」として行っていた「AIによる異常検知簡易検証サービス」の開発完了により発生したものとのことで、一時的なものと見られます。

   直近の業績は、2023年7月期の第2四半期(1月末)の売上高は4億3997万円。四半期純利益は5786万円でした。

こたつ経営研究会
こたつ経営研究会
有価証券報告書や決算説明書などの公開情報を分析し、会社の内情に思いをめぐらすニューノーマルな引きこもり。昼間は在宅勤務のサラリーマンをしながらデイトレード、夜はネットゲームをしたりこたつ記事を書いたりしている。好きなピアニストはグレン・グールド。嫌いな言葉は「スクープは足で稼げ」。
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