2024年 5月 25日 (土)

平気でウソをつくChatGPTとどう付き合い、ビジネスに活用するか?

   いまや、「ChatGPT」という言葉をメディアやネットで見ない日はない。ブームと言っていいだろう。ChatGPTを扱った書籍も続々と出始めた。本書「先読み!IT×ビジネス講座 ChatGPT 対話型AIが生み出す未来」(インプレス)は、わかりやすく対話形式でChatGPTについて解説した本である。4月に出て、もう6万部と売れているという。

「先読み!IT×ビジネス講座 ChatGPT 対話型AIが生み出す未来」(古川渉一、酒井麻里子著)インプレス

   著者の古川渉一さんは株式会社デジタルレシピ取締役CTO。東京大学工学部在学中に、AI研究を行う松尾研究室に所属。複数のスタートアップを経て現職。現在はAIライティングアシスタント「Catchy(キャッチー)」の事業責任者。もう1人の著者であるITライターの酒井麻里子さんが質問し、古川さんが答えるという形式で書かれている。

従来のAI開発との違いをラーメンに例えると?

   ChatGPTは、OpenAIが2022年11月に公開した人工知能チャットボット。「Generative Pre-trained Transformer」とは、「生成可能な事前学習済み変換器」という意味だ。

   従来のAI開発との違いをラーメンに例えているので、慣れていない人にも、わかりやすい。というのは、本格的にスープや麺をつくるのが従来のAI開発で、カップラーメンがGPTモデルだという。

   Web上の大量のデータを学習済みで、ある程度賢い状態になったものがGPT-3などの「モデル」で、すぐにサービス開発に使うことが可能だ。

   ただし、GPTモデルそのものはあくまでも開発者向けのもので、一般ユーザーが直接使えるものではなかった。そこに、誰もが使えるサービスであるChatGPTを開発元のOpenAI自らが出したことで、一般の人にも身近なものになったという。

   そのすごさについて、古川さんは「新たな答えを生成できる」ことだ、と指摘している。

   たとえば、「今日少し疲れているんだけど、昼食は何を食べるのがいいかな?」といった質問にも、その場で、こんな答えを返す。

「疲れているときは、栄養バランスの良い食事が重要です。たとえば、たんぱく質を含む食品(鶏肉や豆類など)と、炭水化物を含む食品(ごはんやパンなど)、野菜をバランスよく摂ることがおすすめです。また、過剰なアルコールやカフェインの摂取は避けるようにしましょう」

つまり、あらかじめ用意された答えから選んでいるのではなく、その場で答えを生成しているのだ。

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