2024年 4月 30日 (火)

アルバイトで働く40代~70代、6割超が「経済的にゆとりない」 「学びなおしの必要性感じる」人も4割超に

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「やりがい感じる」理由は「得意なことを活かせたとき」

   定年退職の経験があり、現在アルバイトをしている60代~70代のシニア層(n=760)に、定年退職前のイメージとアルバイトの現状とを比べて、そのギャップについても聞いた。

   その結果、「思ったよりもやりがいがある」(「とてもやりがいがある」8.4%と「どちらかというとやりがいがある」37.3%の合計)と答えた人が45.7%にのぼった。

   男女別にみると、「思ったよりもやりがいがある」と答えた男性は43.1%、女性は50.8%で、女性のほうが7.7ポイント高く「やりがい」を感じているようだ。【図7参照】

図7 現在アルバイト就業中のシニアの定年退職後の仕事内容や働き方に対する定年退職前のイメージとのギャップ(マイナビ調べ)
図7 現在アルバイト就業中のシニアの定年退職後の仕事内容や働き方に対する定年退職前のイメージとのギャップ(マイナビ調べ)

   また、「やりがいがある」(n=348)と答えた人に、どのような時にやりがいを感じるかを聞いたところ、「得意なことが活かせたとき」が33.3%と最も高く、全体平均(20.2%)と比べて10ポイント以上高くなった。

   次いで、「仲間と楽しく仕事ができたとき」と答えた人は31.9%、「一緒に働く人から感謝の言葉をもらったとき」が28.7%、「仕事の成果を褒められたとき」の27.4%が続いた。【図8参照】

図8 アルバイト・パート先でやりがいを感じたとき(マイナビ調べ)
図8 アルバイト・パート先でやりがいを感じたとき(マイナビ調べ)

   さらに、「得意なことが活かせたとき」と答えた人(n-335)の現在の職種をみると、「オフィスワーク」が21.0%、「保育、医療・介護・福祉」の17.4%、「教育」13.7%の順に多かった。特に「教育」は全体平均と比べて9.8ポイント高かった。

   パソコンのスキルを活かせるオフィスワークや、保育や福祉系、教育などの資格を要する専門的な職種に就いている人たちは、「得意なことを活かせたとき」にやりがいを感じられていることがわかった。【図9参照】

図9 現在の職種(マイナビ調べ)
図9 現在の職種(マイナビ調べ)

   なお、調査は40~70代の男女を対象に、2023年2月15日~20日にインターネットで実施した。有効回答は、アルバイト就業者が4819サンプル、現在無職で希望する職業がアルバイト・パートの人が1775サンプル。調査は、今回で5回目。

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