30代後半からの私の起業...準備しておいてよかったこと、しなくてもよかったこと【マミートラックに負けない働き方】(入澤あきこ)
起業塾への参加、資格の取得...はじめのうちはいらなかった
続いては、起業前にしなくてよかったことをお伝えします。これは、私の経験と、私のところに相談に来られる方々を見ていて思うことです。
1つ目は、いきなり起業塾には行かなくていいということ。少しでも発信や集客をやってから行くのがオススメです。いきなり学ぶと、頭でっかちになってしまい、行動できなくなる人も見てきました。少しでもやってみてから学ぶと、学びをどんどん行動に変えていけます。
2つ目は、いくつも資格を取らなくていいということです。資格は実際に事業をやりながら、必要になった時に取ればいいです。起業するとなると、技術的なことなど、勉強をもっとしなきゃ! と思ってしまうものですが、最初のうちはしなくて大丈夫なんです。
かくいう私も、自宅サロンを始めた当時、お客様に似合うメイクを提案していたのですが、「メイクして欲しいです」というお声をいただいてから、本格的なメイクの勉強を始めました。お客様がいるからこそ、「もっとここを勉強したい」「こんな時はどうすればいいの?」という疑問が出てきて、真剣に学ぶことができました。習得も周りより早かったかも。
ここまで書いてきましたが、やはり起業した後の未来は、不透明で不安になる方も多いと思います。不安な気持ちは、紙に書き出して、その対策を考えましょう。
不安の整理ができれば、今集中すべき課題、次に着手する課題などの対策が立てられます。準備の段階から、起業家としての行動力や精神力を鍛えて、不透明な未来を明るくしていきましょう。【つづく】(入澤あきこ)