2024年 5月 7日 (火)

【2024年卒就活生】「単純作業の事務職あきらめた」ChatGPT登場で、志望先変える人続出 AIを就活に使う人2割...そのメリット&デメリットで大論争

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   就職戦線が後半戦に突入しているが、「ChatGPT」など対話型の生成AIの登場は、就活生の就職活動にどう影響しているのだろうか。

   就職支援サービスの「マイナビ」(東京都千代田区)が2023年は6月7日に発表した「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調(5月)」によると、就活生の約15%が「AIにはできない仕事をしたい」など就職観に影響を受けている。

   また、就職活動で「AIを使いたい」学生と、「使いたくない」学生が賛否同数に分かれるなど、「ChatGPT」の登場は就職戦線に波乱を巻き起こしているようだ。

「システムエンジニア志望だが、スキル不要になると聞き...」

   マイナビの調査は、就職活動真っ最中の2024年3月卒業見込みの大学生と大学院生計5062人が対象だ。

   まず、「ChatGPT」など先進的なAIの登場によって、就職観や志望業種・志望職種・志望企業などの選択に影響があったか聞くと、最も多いのは「影響を受けたことはない」(43.6%)で、次いで「どちらともいえない」(41.3%)が続き、「影響を受けたことがある」学生は15.3%となった【図表1】。

(図表1)生成AIの登場で就職活動に影響を受けたか(マイナビの作成)
(図表1)生成AIの登場で就職活動に影響を受けたか(マイナビの作成)

   具体的に、どんな影響を受けたかをフリーコメントで聞くと――。

「システムエンジニアを志望していたが、プログラミングスキルを社会が重視しなくなると考えて志望度を下げた」(理系男子)
「AI技術の進歩により、事務など単純作業は人が行う必要がなくなると聞き、事務職採用で内々定をもらおうとするのは半ばあきらめようという気持ちになった」(文系女子)
「AIではできない、対人ならではの仕事をしようと考えるようになった」(文系男子)
「翻訳業を志望していたが、ChatGPTの出現で少し考え直し中である」
「物流だと、人出不足や2024年問題でどんどんセンターの機械化が進むこともあり、キャリアが描けないのではないか?と思い始めた」
「AIに置き換われない、エッセンシャルワーカーの仕事に興味を持つようになった」

   こういった意見が相次いだ。

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