2024年 5月 22日 (水)

女性の副業の経験者30%! 副業に求める条件は「柔軟な働き方」63.4%、「報酬額」47.7%、「新しいスキル・新しい視野を得る」39.6%

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   キャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を開発・運営するライボ(東京都渋谷区)は2023年9月25日に、全国の社会人男女263人を対象にした「2023年 女性の副業実態調査」の結果を発表した。

   それによると、副業の「経験あり」とした人は「30.0%」、「経験なし」が「70%」となった。その一方で、今後副業をしてみたいか質問すると、「とても思う」が「34.8%」、「思う」が「26.7%」、「どちらかと言えば思う」が「34.8%」となり、あわせて「96.3%」が副業をしたいと思っていることがわかった。

  • 余った時間を副業に充てる(写真はイメージです)
    余った時間を副業に充てる(写真はイメージです)
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副業に踏み出せない理由「本業が忙しい」44.0%、「禁止されている」29.3%、「プライベートが忙しい」28.3%

(ライボの作成)
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   副業に対する意識を聞いた今回の調査では、はじめに、2023年9月時点の年収額を記述してもらうと、平均は「441.7万円」、中央値は「400.0万円」、最頻値は「600万円」となった。また、同じ回答者に理想の年収額を聞くと、平均「616.1万円」、中央値「550.0万円」、最頻値「600万円」となった。実際の平均年収額に比べて理想額が174.4万円高い結果となっている。

(ライボの作成)
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   続いて、全回答者に2023年9月時点での副業経験の有無を聞くと、「経験あり」は「30.0%」、「経験なし」が「70%」となり、「経験なし」が過半数を大きく超える結果となった。

   また、副業に興味ありと回答した人(n=161)に対して、今後副業をしてみたいか質問すると、「とても思う」が「34.8%」、「思う」が「26.7%」、「どちらかと言えば思う」が「34.8%」となり、あわせて「96.3%」が副業をしたいと思っていることがわかる。

(ライボの作成)
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   つぎに、副業経験者の79人を対象に始めたきっかけを聞くと、「本業から得る収入への不安」が「54.4%」で最多となり、次いで「本業にやりがいを感じづらかった」が「21.5%」、「将来への漠然とした不安」が「20.3%」が上位を占めた。

   一方で、副業の経験のない184人にその理由を質問すると、「本業が忙しい」が「44.0%」で最多。次いで「会社の規定で禁止されている」が「29.3%」、「プライベートが忙しい」が「28.3%」という結果になった。

(ライボの作成)
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   次の質問では、副業経験者と副業に興味のある女性(n=235)に対して、副業の目的を聞くと、「収入源の確保」が「80.0%」で突出した結果になり、次いで「キャリア形成・スキルアップ」が「30.2%」、「自己実現の追求(仕事へのやりがい)」が「26.0%」となった。

   また、副業に求める条件について聞くと、「柔軟な働き方ができるか」が「63.4%」で最多となり、次いで「報酬額が十分か」が「47.7%」、「新しいスキルが獲得できるか/視野が広がるか」が「39.6%」という結果が得られた。

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(ライボの作成)
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   こうした結果を受けて、副業経験女性79人に2023年9月時点の副業のみの年収額を記述回答で答えてもらうと、平均額は「180.8万円(月収:15.6万円)」、中央値が「77.5万円」、最頻値が「20万円」だという。

   また、副業経験女性と副業に興味のある女性を合算した235人に、副業で得たい理想の年収額を記述回答にて回答してもらうと、平均額は「210.6万円(月収で17.6万円)」、中央値が「100万円」、最頻値が「100万円」と、実際の平均年収額に比べて理想額が「29.8万円」高い結果になった。

   今回の調査では、以下の副業の種類に分類して、さらに詳しく聞いた。

ネット系(時給型):データ入力・在庫管理・コールセンターなど
ネット系(成果型):翻訳・採点・フリーライター・アカウント/サイト運営など
労働系(時給型):試験監督・接客・工場・イベントスタッフなど
労働系(成果型):コーチ・ナイトワーク・覆面調査・せどりなど
投資系:株式投資・FX信託 など
専門系:コンサル系・動画編集・労務・財務・広報・人事など
(ライボの作成)
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   その結果は、「ネット系(時給型)」が「36.7%」で最多に。次いで「ネット系(成果型)」が「32.9%」、「労働系(時給型)」が「19.0%」となった。隙間時間にできるwebライティングやポイ活、自分で予定の立てやすい飲食アルバイトや講師が上位を占めた形になった。

   引き続き、業種別の平均値などを聞くと、平均が高かったのは専門系(イラストレーター、WEBデザイン)が「171.3万円」、「ネット系(時給型)」が「166.5万円」、「労働系(成果型)」が109.3万円という結果になった。

   調査に対して寄せられたコメントによると、

・ライフイベントを経てもキャリアダウンしないよう副業で自信のある分野を見つけています
・本当は副業でもっと収入を得たいが働き方と報酬の両方の希望が叶う仕事に就きにくい
・労働系の仕事をするのが手っ取り早いが目先の収入ばかりでキャリアに繋がっていない気がする
・本業ではやりがいを感じないので、副業で興味のある分野に挑戦したいです
・副業にしている分野で今後食べていきたいので、本業での収入やキャリアアップは考えていない

   などがあがった。

   最後に調査の総括として、ライボのコミュニケーション戦略部部長、広報グループ長兼「Job総研室長」の堀雅一氏は以下のようにコメントしている。

「本業への不安から副業に挑戦したものの、本業がもたらす不自由さが足枷となり年収が理想額に届いていない状況から、理想の『収入・働き方・キャリア』を実現するために今後副業を活用する女性が増えていくと推察できます。
将来的に企業に縛られない働き方を望む女性の増加が予想される中、女性の積極的なキャリア進展を見守っていくか、従業員の自由度を制度によって広げ人材流出を防ぐか、今後の動向にも注目が高まる調査結果となりました」

   なお、この調査はJobQ Town(ジョブキュータウン)に登録する現在職を持つ社会人女性、全国の20代から50代までの263人を対象に、2023年9月6日から11日までインターネットで調査したもの。

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