西川口「再生」のカギ握る 「キューポラ定食」とはコレだ!
2008.12.24 20:28
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「埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」が埼玉・川口市の西川口駅西口中央通りで行われたのが約1か月前の2008年11月24日のことだ。今回で3回目となるイベントで、埼玉県内20市町21品のご当地B級グルメが集結。3万5000人が試食し、来場者の投票によって順位がつけられるという大掛かりなものだったが、どんなグルメが上位に選ばれたか、いまひとつ印象が薄い。今回はあらためてベスト3の料理を写真とともに紹介、"B級グルメの香り"をお届けする。
「いなり」と「すいとん」がペアに
ボリュームある「キューポラ定食」
3万5000人が選んだ栄えある"グルメ王"は「キューポラ定食」だった。
キューポラとは鉄の溶解炉のこと。吉永小百合主演の映画「キューポラのある街」でも知られる鋳物の街・川口のご当地メニューとして作られた「鉄骨いなり」と「雷すいとん」がセットになっている。
「鉄骨いなり」は鉄にちなみ、鉄分の豊富なひじきを使ったいなり寿司。安全祈願のため、鋳物工場にまつられたという「お稲荷さま」が由来だそうで、味付けはやや甘めになっている。
「すいとん」は9月の十五夜に食べる「だご汁」をアレンジしたもので、唐辛子の利いたピリ辛味になっている。甘めの「いなり」と辛い「すいとん」がマッチして高評価を獲得した。