首相と「道路」 の求心力 強いのはどっちだ
2008.05.01 15:57
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政局にうんざり?
民主党は、先の山口2区の補選で圧勝して勢いはいいが、伝家の宝刀「問責決議案」の参院提出を今回は見送った。法的拘束力がないため解散・総選挙に追い込む決め手にはならない。そこで審議拒否をすれば、民主が非難されかねないという判断だ。タイミングは次の特例法案の再可決に移る。
「道路特定財源を10年維持」という内容は、民主党は絶対に飲めないからだ。かといって、民主の支持があがるどころか、下がっている。みな政局にうんざりしたのか?
この辺り本当にわかりにくい。国谷裕子は「党内はまとまっているといえるのか」「政策転換といえるのか?」と問いを発するのだが、解説のNHK政治部の赤岩勇二記者もいまひとつ、ぴしっとした答えが出せない。政局話は聞いてても退屈だ。
そもそも道路財源とは、田中角栄元首相らが考え出した「受益者負担」という、いわばウラ技だった。むしろ制度の賞味期限切れの実態をきちんと検証すべきだろう。「一般財源化」といえば聞こえがいいが、それを自動車ユーザーからだけとるのは、税の公平からもおかしなことだ。
それを政局の話にもっていってしまったから、話のとりとめがなくなった。いわば、大型の解説。ニュースの続きの趣だった。
ヤンヤン