2024年 4月 29日 (月)

アフリカに広がる勝ち組と負け組

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

少額融資の挑戦

   一方で、新たな試みも伝えた。ひとつは西アフリカ・マリでの、新ビジネスだ。特産のジャトロファという植物は、タネの油からバイオディーゼル燃料が採れる。オランダ人がODAなどを利用し工場を造り、農民に現金収入の道を開いた。1日1ドル以下だったのが、年4万ドルになる。地元では「希望の植物」と呼んでいるそうだ。

   もうひとつは、トーゴの首都ロメで始まったミクロファンド。起業者への少額融資だ。といっても材木屋、家具屋、仕立屋といったもの。仕立屋で成功した女性のVTRを見た国谷が、「表情が明るいですね」といった。

   高橋教授は「福田首相はODAを2倍にすると約束したが、そのチャンスを生かすのは、アフリカの側の自己責任と意志と人材育成です。TICADでも『援助から抜け出さないといけない』という若い指導者が出てきている」

ヤンヤン

<メモ:ミクロファンド>
   インドでも成功している同じアイデアだ。トーゴでは、アメリカのNPOがネットで世界中から募った資金を使う。ネットには、融資希望者と事業の内容が掲示され、融資する人は1口25ドルから。借りた方は、年率20%で元本を返済する。借り手には2か月の研修でコスト管理を教え、ほとんどがきちんと返済しているという。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中