「東大ブランド」も汚染米 不安増す「グダグダ」の説明

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   <テレビウォッチ>「東京大学大学院農学生命科学研究科付属農場」。いかめしい名前はさすが最高学府。さぞや立派な研究をし、まさか汚染米を販売していたと思う人はいないだろう。

ちゃんと測れますよね

   ところがこの農場の水田で作られたコメが使用禁止の水銀系農薬で汚染され、周辺住民に販売されていた。しかも、『とくダネ!』の取材によると、さらに杜撰な農薬管理の実態も明るみに。

   豊かな田園風景が広がる西東京市の一角。問題の水田は今、まさに収穫の時期を迎えている。

   ここで収穫されたコメは、東大の学生食堂や周辺住民に1キロ200円程度の安値で販売され、「東大ブランド」として親しまれていた。

   内部告発でこの『汚染米』の販売が発覚。東大が昨日(10月2日)、記者会見し謝罪した。

   それによると、職員が1997年から3年間、苗床に播く前の種モミの消毒のために、禁止されている水銀系農薬と知っていて使用していたという。

   この農薬は、73年から毒物および劇物取締法に指定され、いまでは製造もされていないという「酢酸フェニル水銀」を含んだ農薬。この農薬で生産されたコメ3.6トンは、大半が周辺住民に販売されたという。

   で、この農薬の影響について東大は「(水俣病の原因となった)メチル水銀は恐れられている神経障害、しびれ、震え、運動失調などあるが、それとは異なり危険性は極めて少ない」と、火消しに躍起。

   しかし、昭和大学薬学部毒物学教室の吉田武美教授は「腎臓に一番強く影響が出ると思う」と証言している。

   また東大は「時間が経てば毒性が低くなるので問題は少なくなる」と説明しているが、吉田教授は「時間が経とうが、水銀の毒性にあまり変化はない」とも。

   しかも取材の結果、この毒性の強い使用済み農薬の液を周辺の土壌にそのまま捨てていたほか、その後も残留濃度も確認せずに水田を使用していた事実も発覚した。

   カチンときた小倉キャスターは「20年、30年経った体温計でもちゃんと体温測れますよね~。東大は、職員1人のせいにしようとしていませんか……」と、東大の対応に疑問を呈した。

   これに、桜美林大大学院教授の諸星裕は「日本の大学の典型的な型。教授集団がいて職員集団がいる。上下関係になっていて、職員・技術者には発言権がない場合が多く、コミュニケーションがうまくいっていない」と。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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