2024年 4月 29日 (月)

「外国人介護士」定着させる気あるのか 政府の中途半端な方針

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「EPA先行で議論あいまい」

   国谷裕子キャスターは「介護士として定着させたいのかどうか分からない」と疑問を呈する。スタジオゲストの結城康博・淑徳大学総合福祉学部准教授も「EPA先行で、外国人労働者をどうするかの議論はあいまいだ」と指摘する。

   番組によれば、福祉施設介護職員の平均賃金=21万円余(全労働者=33万円余)、介護職員+訪問介護員の離職率=21.6%(全労働者=15.4%)。『安い、きつい』、そして、少子高齢化が介護士不足の原因なのである。「5年後には今より30万人以上の介護職員が必要になる」(国谷キャスター)。

   最後に、結城准教授は「外国人が定着する環境整備をすること、20万人以上といわれる潜在介護福祉士(ヘルパー、介護福祉士資格を持ちながら現場で働いていない人)に戻ってきてもらうこと、高校生に介護の職についてもらうことを同時に進めなければ、介護現場は危機的状況になる」と語った。そして、「人が介護サービスのすべて。いいサービスを受けるためには、いい人材を育てるしかない。そのことを、国は積極的に考えてほしい」と結んだ。

   フィトリは、国のあいまいな姿勢に翻弄されかねない気がする。彼女のこれからも、ぜひ追ってほしいと思う。

アレマ

   * NHKクローズアップ現代(2009年2月16日放送)

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