2024年 5月 3日 (金)

軍事ロボットが戦争を招く? 狙われる日本の技術

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米、イラクなどに1万台以上投入

   日米とも軍事ロボット配備に熱心なのは、危険地域に派遣される兵士のあらゆる任務を肩代わりさせたいからだ。1セット6000万円の偵察用小型無人機をテスト中の陸上自衛隊第2師団の師団長は「鳥の目であり、虫の目であり、いろんな手段を通じて敵に先んじて情報を入手する。戦いの優位性を確保できる」と言う。

   アメリカ軍は、イラク、アフガニスタンに1万台以上の軍事ロボットを投入済みだという。草ケ谷記者は、軍事ロボットの大量投入は戦い方を変える一方で、戦争のハードルを低くする可能性があると指摘する。そして「兵士の犠牲が少なくなれば、国民の批判という政治が受けるリスクが減り、戦争を行う政治の意思決定が容易になってしまう恐れがある」と説明する。

   日本の防衛産業も、自衛隊に対して軍事ロボットの利用を促す構えを見せている。アトムの夢も風前の灯といわなければならない状況のようだ。

アレマ

*NHKクローズアップ現代(2009年4月13日放送)

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