2024年 4月 29日 (月)

酒井法子と夫の愛人「同居」 現代「仲間が全告白」が面白い

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エビちゃん・紀香のグラビアが充実

   合併号だけあって、ポストと現代のグラビアは力が入っている。ポストはエビちゃん「蛯原友里 大人への脱皮 撮影:渡辺達生」、現代は「藤原紀香 キャバレー 撮影:菅原一剛」。大人の色香がよく出ている感度のいいSEXYグラビアになっている。

   読ませる特集では、現代の個性派俳優根津甚八の妻が語った「うつと闘う」がとてもいい。長年の腰痛に加えて、8年前に右目下(か)直筋肥大で物が二重に見える「複視」になり、5年前にはクルマで人身事故を起こし、以来深刻なうつ状態に陥り、役者生活を休業している。

   私より2歳年下の61歳になる。このところ「うつ病」を告白する有名人が多いが、その中でも、相当深刻で、読んでいてため息を何度もついた。

   私も現代編集長に就任した直後、プレッシャーからなのだろうか、出社拒否症になりそうになった。そのときは、知人の医者の的確な助言で救われたが、一人で悩んでいたらどうなっていたかわからない。作家の五木寛之さんは、これからは「うつの時代」になるといっているが、確かに時代そのものも、うつ状態になりつつあるようだ。そこから抜け出すためには、まず政治を変えなくてはならない。


元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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