「取材の詰め甘い」リポーター 「自民天下り対策」で袋だたき

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   <テレビウォッチ>税金のムダ遣いを追及している玉川徹リポーターによる『ムダ遣いをどう無くすか』続編。天下り問題で詰めの甘さが露呈(??)した玉川が、赤江キャスターはじめコメンテーターから十字砲火を浴びた。

言うのは簡単

   前回(8月12日)は当欄でも取り上げたが、玉川の取材に自民党の世耕弘成・広報本部長代理が「(ムダ遣いの無くすポイントは)天下りと渡りの根絶です」と断言したのをVTRで流した。

   これにスタジオのコメンテーターが「ならば何故今までやらなかったのか」と猛反発。「自民党は天下り斡旋禁止を堂々マニフェストに書けばいいのに」(森永卓郎・独協大教授)と。

   この時は玉川が「がっちり聞いてありますから、次回のお楽しみに……」と答えを先延ばししていた。

   で、今回も焦点はこの天下り、渡りの禁止。玉川が、各党のマニフェスト代表に取材した「続き」を披露した。

   その中で自民党の世耕議員が「天下り、渡りは禁止しても実際は役所が裏で手を回しもぐりでやる可能性がある。もぐりの天下り、渡りには刑事罰を設ける」と。

   ちなみに民主党のマニフェストには「天下り、渡りの斡旋禁止プラス5年間の関連団体への再就職禁止」で、刑事罰までは踏み込んでいない。

   世耕の言うこの案は、しかるべき機関に諮って決めたのか分からないが、根絶といい刑事罰いい、これまでにない厳しい方針。でも何故マニフェストの書かないのか。

   玉川の口からは一向に、前回の答えを含めてこの疑問への答えが出てこない。業を煮やしたスタジオ。

   赤江が「与党に厳しくなるのは今も政権与党で進行中だからだが、ムダがあると分かっていて反省しながらなぜ進めないのか」と、まずキツーイ一発。

   たじたじの玉川は「今回は未来の話で、過去の反省に基づいてこれからどうするというのが狙い」と答えるのがやっと。

   おさまらない週刊朝日編集長の山口一臣が「言うのは簡単ですよ、実行できるかどうかだ」。続いて千葉大特命教授の木場弘子も「最近も駆け込み天下りがありましたよね」と追い打ちを。

   これは7月14日に退任した銭谷真美・前文科省事務次官が8月1日付で東京国立博物館館長し就任した件。文部省時代から事務次官の天下りポストになっていた。

   そこへ割って入った形で元プロ野球選手の長嶋一茂が「もう議論が出尽くして、国民もなくしたほうがいいと思っている。行動に移すときで、議論は聞きたくない」と。

   「負けると分かった自民党のマニフェストをいつまでも議論しても始まらない」とも取れる発言だが、さて??

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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