2024年 5月 3日 (金)

中国家電王が語る 「黄金時代」と自信

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「10年以内に売上高4兆円」

   その孫社長に国谷キャスターがまず、「今のこの勢いをご自身はどうお考えですか?」と尋ねた。

   これに孫社長は「数字から見ると早い勢いかもしれませんが、全国に200の子会社を持つ規模からするとけっして早くないと考えています。

   今から10年以内に3000店舗、売上高4兆円を達成するのが私たちが掲げる目標で、実現は十分可能です」と胸を張る

   中国的な針小棒大な数字ではなく、そのための布石も打っているらしい。

   このほど米コンピューターメーカーのヒューレッド・パッカード社と業務提携を結んだ。

   国谷が「業務提携にはどんな狙いが?」に、孫社長は次のようにメリットを語る。

   「問屋を通さず直接メーカーと取引し、安く大量に商品を仕入れる。パッカード社だけでなく様々な海外メーカーとダイレクトに供給を受けられる関係を結んでいます。そうすることで、互いに販売状況や在庫状況が瞬時に確認でき、利益を上げられる」

   さらに同社は、現在3つある配送センターを全国をカバーするため60か所に拡大、コンピューターで管理する最新鋭の物流システムにする計画も進めているとか。

   ラオックスの筆頭株式になったのも「単独で日本に進出するのは困難が伴う。優れた経営ノウハウとか商品管理など日本から多くを学ぶために、傘下に収めようと考えたのです」という。

   最後に国谷が遠慮がちに「1963年生まれの46歳でいらっしゃいますよね。物心ついた時に文化大革命。今60周年を迎えるわけですが、個人としてどんなお考えを?」と。

   その答えは、やはり改革開放の『覇者』としてのコメントだった。

   「私たちにとって改革開放の30年は黄金時代といえます。30年の間に、様々な知識を吸収し発展の基盤を築き上げてきました。それらがすべて、今の発展に繋がっていると思います」

モンブラン

*NHKクローズアップ現代(2009年9月30日放送)

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