「密約公開」大平首相の戸惑い 今、岡田外相の決意とは
2009.12.08 15:35
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核のない世界へ
岡田外相に国谷裕子が聞いた。「なぜ検証が必要なのか?」
「アメリカが公開したものを『ない』といい続けたことで、政治と外交への信頼をそこねた。外交に秘密はつきものだが、将来公開されるとなれば、変なことはできなくなる」「いま、私なり鳩山さんが『ありません』といったら、またしばらく公開できなくなってしまう」
――「いま焦点は核の拡散だが、非核三原則は重要か?」
「現実に核の抑止は重要で、核の傘に依存せざるをえない。しかし、アメリカもオバマ政権になり、核のない世界を目指すという視点を共有している。日本の核政策をもう1度考え直す時期。現実的にどんなステップを踏むかだ」
岡田外相の指示で、これ以外の密約も含めすでに外務省の調査は終わり、有識者会議が検証中だ。結果が明らかになるのは年明け。最長は実に50年目である。
ふと思った。歴代首相の中で非自民の細川護煕、村山富市は、密約をどう思ったのだろう。あらためて聞いてみたい。
ヤンヤン
*NHKクローズアップ現代(2009年12月7日放送)