2024年 5月 6日 (月)

「日本人が果物食べ続けるの難しく…」 何が起きているのか

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技術開発と新品種

   番組が示す50年後のミカンの生産地図では、現在の名産地である静岡、和歌山、愛媛の各県でも、気温が上昇して栽培に適さない所が出てくるらしい。

   国谷裕子キャスターから対応策を問われた森永は「短期的には、浮き皮対策とか着色対策の技術開発をしており、浮き皮対策はメドが立っている。中長期的には新しい品種づくりを進めて行こうと思っている」と答えた。

   各地の生産農家、研究者たちが、給水設備を作ったり、品種改良に取り組んだりするなど、「世界の中で最も質の高い、おいしい果物をつくる国」(国谷)のブランドを守るために努力する姿も紹介される。

   が、四季の移り変わりが曖昧になってきている状況では、蟷螂の斧のような気がしてならなかった。何よりも、温室効果ガス削減などの恒久的な温暖化対策が講じられなければ、うまい果物は遠くなる一方だろう。

アレマ

*NHKクローズアップ現代(2009年12月10日放送)
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