サッカーW杯も3次元映像で 迫りくる「3D革命」とは
2009.12.15 15:59
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映画館はよいがTVでは?と疑問符も
ただ、3Dのソフトを増やす必要がある。そこで目下、過去の映画を3Dに転換できないかと開発を急いでいる。「これまでにない全く新しい売り方になる」と同社はいうのだが……。
3Dの可能性について河合隆史・早大教授は、「映画館でなら、奥行き、立体感という非日常も受け入れられる。が、日常生活密着のテレビではどういう形になるか?」と疑問符つきだ。
国谷は「メガネをかけてまで見たくなるものは、どんなもの?」
河合教授「番組としてはスポーツ、音楽、CMなんか面白いも」
しかし、疑似体験型の効果となると、医療、デザイン、建築、文化遺産、学習・教育と、際限なく広がる可能性はある。教授は「ソフトの開発には、芸術的なものと工学的な知識・技術とが要る。そういう人をどう養成するか。また、人への影響など幅広い取り組みも必要になる。重要なのは、3Dの効果を検証しながら進めることだ」という。
デジタル化ですらまだだというのに、テレビ画面の3D化がどれほどのものか、いまひとつピンとこない。まずは、映画館に足を運んでみるとするか。
ヤンヤン
*NHKクローズアップ現代(2009年12月14日放送)