2024年 4月 27日 (土)

スピードスケートと日本の技術 メダル狙う天才と努力家

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

テレビウォッチ>開幕まであと8日に迫ったバンクーバー五輪。2月3日の番組から『バンクーバー五輪に挑む』のシリーズが始まった。

トリノの屈辱

   第1回目は『ライバルで目指せ、金メダル』と題し、『男子スピードスケート500m』を取り上げた。

「トリノの二の舞はご免だ。こんどこそは!」

   メダルが期待されるスプリント部門2枚看板の加藤条治と長島圭一郎が4日、バンクーバーに向けて旅立った。

   過去7つのメダルを獲得し、6大会連続表彰台に上っていたお家芸の『男子スピードスケート500m』。前回のトリノ五輪でその記録が途絶えた。メダルが確実視されていた加藤は6着、まだ無名だった長島は13着だった。

   今回、代表に選ばれたのは加藤、長島のほか、及川佑、太田明生の4人。なかでも加藤、長島の2人は金メダル候補に挙げられ、トリノの雪辱をバネにライバル同士としてしのぎを削ってきた。

   番組は、トリノから4年、メダル奪還を目指し互いに切磋琢磨してきたその足跡を追った。

   トリノで味わった屈辱に加藤は「前評判に、その気になって勝負の世界から外れていた」と語る。一方、長島は「打ちのめされたというところまで行っていなかった。恥ずかしかったという感じだった」と。

   2人をよく知る黒岩敏幸(アルベール五輪銀メダリスト)も当時の2人について、「VTRで自分の滑りを振り返って見るのも嫌で、反省もしたくなかったようだ。それほど精神的に落ち込んでいた」という。それが今では見違えるほどに代わり、金メダル候補に。

   もともと加藤のカーブワークは世界屈指といわれ、高校生で日本代表、20歳で世界記録を樹立している「天才」。一方、長島は「2歳年下の加藤と同じチームに入り、加藤の後ろについて練習」(黒岩)し、高い技術を習得していった「努力家」。

   有力な外国選手のフォームを徹底的に分析し、たどり着いた結論は腰を低くし重心を下げるフォーム。これだと、ストロークが長くなり氷を長時間、強くけることができスピードが増す。

   実際、横から見た長島の滑りは、上下動が全くなく、低い姿勢をキープしたまま滑る姿は世界1。最も美しいといわれるのも納得する。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中