2024年 4月 27日 (土)

朝の4時、隣で女優が泣いている 彼女たちの気苦労と喜び

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   <テレビウォッチ>未明の4時。

   隣の部屋からすすり泣きが聞こえている。

言葉の重み

   どうしたのかと思い行ってみると、同居人の女優が1枚のFAXを見ながら、目を赤く腫らしていた。聞くと、初主演の舞台を前に母親から激励のFAXが届き、涙が出て止まらなくなってしまったのだという。

   家で発声練習から、大声で長台詞の稽古を毎日続ける彼女、自宅で作業することが多い商売の私としては、気が散り少々うんざりしていた。そして舞台稽古では演出家に散々絞られて、彼女は心身ともに疲労困憊している状態だった。そこに母からの激励FAXが届き、泣けてきたということだった。なんとも大変な仕事を選んだものだなと、彼女を見ていると思ってしまう。

   仕事でも、俳優や歌手にリポーターとして活躍してもらうラジオ番組を担当しているのだが、どの方もみなそれぞれに苦労されているのがよくわかる。シャワーを浴びながら発声練習をしているだとか、台詞を体に入れる(彼らは覚えることを体に入れるという表現を使う)ために散歩しながら台詞を呟き続ける、はたまた精神集中して台詞を全て書きだすなど、十人十色の役作り法を教えてくれる。どなたも苦労していて頭が下がる思いだ。

   そして多くの人が時間を見つけては携帯でブログを更新している。ブログを打ち込みながら、情報開示時期や写真使用についてよく聞かれるが、彼らが最も気を使っているのは「言葉」だ。放送業界で叫ばれる「言葉狩り」以上に、ネット界では言葉の使い方が明暗を分ける。ブログは、その人のライフスタイルや、好きな食べ物、さらに考え方などがわかるメリットの反面、言葉の使い方を間違えると炎上して時に命取りになることが多々ある。

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