2024年 5月 4日 (土)

日本のメダル獲得 公共工事減と「社長の意地」の関係

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「中小企業だからできた」

   富士急行を退部し、長期間スポンサー探しをしていたコーチと田畑選手を2004年に受け入れた。翌05年に穂穂積選手が入社。しかし、その後の不況で、昨09年は4000万円の赤字を計上。それでもスケート部はつぶさなかった。親子で給料をさげたりもした。

   「意地もあった。気持ちですね」と社長はいう。会長はいまバンクーバーだ。銀メダルを獲ったあと電話で「オレのやってきたことは間違ってなかった」と涙声でいっていたそうだ。「中小企業だからできた。大きい会社だと株主がいるから無理」だと。

   いったい選手強化にはどれくらいかかるのか。日本オリンピック委員会によると、この1年に日本政府が投じた金額は27億円。対してドイツは274億円。以下アメリカ165億円、韓国106億円だという。しかし、これですら事業仕分けの対象になるのが日本の現状だ。

   みのもんたが、「今回の派遣費が40億円。なのにパラリンピックは2億円。メダルを獲ってもパラリンピックにはお金は出ない」と話をそらす。そのくせ、「わたしが総理大臣なら、地質調査? 全部ダイチ」(笑い)なんていう。

   これに放った内野雅一のひと言がよかった。「そのドイツと、100分の2秒差でしょう。立派ですよ」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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