2024年 5月 3日 (金)

100円古着愛用の女性 バンッと金使う分野

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   <テレビウォッチ>「欲しがらない世代」「シンプル族」「嫌消費世代」――今の20代から30代前半の若者を呼んだ言葉、と森本健成キャスターが語り出す。

「シンプル族」の消費

   経済情勢が悪く雇用が安定せず、将来が不透明であれば、若者が物を買わなくなるのはムリもないと思う。が、スタジオゲストの三浦展(消費社会研究家)はそれだけではないと、つぎのように言う。「価値観が大きく変わっている。エコロジー、環境への意識で、シンプルな、さりげないライフスタイルで暮らしたいという変化が顕著だ」。

   番組に登場する24才の女性は、「ブランドづくめは格好悪い」と100円の古着を愛用し、「家電は動けばいい。壊れるまで買いかえない」と20年前のラジカセを捨てずに使う。その一方で、趣味の音楽には金を惜しまない。CD購入に月平均3万円支出し、3万円のウクレレを手に通う音楽教室には年間20万円払う。

   三浦が取材した年収500万円の30代の女性も、ブランド、クルマは買わず、旅行にも殆ど行かず、行っても屋久島とか世界遺産だという。「これが標準」(三浦)とのこと。

   こうした「シンプル族」を消費に駆り立てようと企業側も戦略を練る。あるリサイクル店は、Tシャツの値段を1週間ごとに1000円ずつ下げ、どのタイミングで買えばベストな選択かを消費者に考えさせる。ゲーム感覚で若者の心理をくすぐり、「買う理由をつくってあげる」(三浦)のだ。とことん面倒みるスキーツアーもある。用具は現地に揃えてあり、レッスンは無料、滑り飽きたら温泉に入る、という手軽な日帰り旅で、費用は5000円。「面倒くさがり屋をひきつけ」(三浦)、人気を博している

らしい。
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