2024年 5月 3日 (金)

必要な核は最後まで維持 矛盾する「オバマの核廃絶」本気度

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核抑止力に依存しない仕組み

   国谷裕子キャスターの「アメリカの姿勢は、国際社会からどこまで本気だと見られているか」という問いに、スタジオゲストの鈴木達治郎(内閣府原子力委員会委員長代理)は、「アメリカは、安全保障上、必要な核は最後まで維持すると言っている。持たざる国からは、核兵器を持っている国の論理と見られている」と答える。28日まで行われるNPT再検討会議には189カ国が参加している。アメリカにとって、核の拡散防止をどこまで徹底できるかが焦点だという。アメリカ代表は「むずかしい会議だ。参加国にはさまざまな意見の食い違いがあるが、合意できる共通項を見出すため頑張る」と語る。

   番組の最後に国谷が「アメリカは何を問われているか」と尋ねると、鈴木は「不平等性をなくしていかなければならない。核軍縮にもっと積極的に取り組むこと。一方、非核保有国は、自分たちの安全保障にとって、核兵器の価値がない方向にもっていかねばならない。同盟国が核の傘に入っている状態がつづく限り、核廃絶は実現しない。核抑止力に依存しないしくみをつくっていく必要がある」と述べた。

   さらに、国谷が「日本の安全保障のあり方が問われている?」と返すと、鈴木は頷いて「平和利用の拡大と同時に考えねばならない」と結んだ。

   「核廃絶」という大目標を掲げるオバマ・アメリカにとってみれば、「普天間」は重要な問題という認識はあまりないのかもしれない。そんな気がした。

アレマ

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