「テレビ局の社食」おいしさも値段も中途半端で食欲わかん
2010.06.26 16:00
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本番前の歌手も時代劇のサムライもお手上げ
テレビ局の社員食堂は当然ながら出演者も利用する。歌番組前の歌手の皆さんなど、いったい何を食べようと思うのだろうか。喉のためにカレーはNG、太るから定食とラーメンもダメ、長時間収録の体力温存も考えるけど、臭いも気になる……。そして落ち着くところは、助六鮨か時たまお目見えする中華粥あたりになる。
慣れたとはいえ、やはり目をひくのが食堂にいるサムライ集団。時代劇を撮影中の役者さんたちは、カツラも衣装もそのままで、休憩時間に食堂を利用する。ラーメンをずるずる啜っている隣のテーブルで、サムライがケータイをいじっているような光景は日常茶飯事。
でも、時代劇中の役者さんは決してハンバーグ定食などというメニューを頼まない。サムライはお肉を食べな~いのだ。だって、江戸時代にはそんなものないもの。ということで、彼らが撮影中に食べることができるメニューは、鮨、うどん、蕎麦、てんぷらなどに限られてしまう。ところが、メニューにバリエーションは乏しく、選択肢が少ない。これでは彼らもお手上げだ。
もっとバリエーションあるメニューだったら……。深夜に及ぶ撮影も乗り切れるぐらいの美味しいメニューだったら……。これはどのテレビ局、撮影所の社食もドングリの背比べ。充実社食紹介の企画を考えた人も、己の職場への不満メッセージとして作っているのかも。食事は体と心の基礎作り。いつかこのメッセージ、届くことを願っている。
モジョっこ