2024年 4月 30日 (火)

長妻厚労相「消えた高齢者の年金」医療・介護保険でチェック」

1兆3000億円で作って2221億円で売却

   長妻は政権が4年をかけてやる。とくに手がかりのない分については、一括救済の手だても考える必要があるとも説明する。しかし、番組が取材したあるトラブル(東京羽村市)の例を見ても、「男性」なのに「女性」、「横田基地の従業員」が「ジャマ基地」、「渉外」が「障害者」になっていた。おまけに、年金機構の窓口で、「お情けで年金をくれているんですよ」とまで言われたという。何にも変わってない。

   長妻「50年前に紙台帳がおかしくなったという内部文書がある。その50年分を4年間でやるのだから、その時点でかかるコストも含めて判断する必要がある。現在毎月13万件が戻っている。努力は続けています」

   赤江珠緒キャスター「こうした事態を招いた責任と、集めたお金の使い道は?」

   長妻「年金基金で作った福祉施設が301件で、建設費が1兆3000億円。この売却が終わって、現在の不動産価値よりは高値だったが、2221億円だった。これは大臣としてお詫びしないといけない」

   コメンテーターの鳥越俊太郎「ナンバー制にすることは考えられないのか」

   長妻「いま国民のみなさんの意見を聞いているところ。社会保障の水準を管理していくことは必要だと思う。管理というより、もれていないかどうかのチェックですね」

   年金問題には標準報酬月額の改ざんもある。これはほとんどの人が気づいていない。改ざんには企業経営者と社会保険庁の暗黙の了解があった。この罪は重いはずだが、当時の責任者は素知らぬ顔でのうのうと生きている。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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