2024年 5月 2日 (木)

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吉本興業の「圧力」で消えた「宮迫博之&松本人志」ネタ

   新聞、テレビが後追いした記事が、文春に3本ある。一つは千葉県警の40代の警部に、不倫を理由に懲戒処分が下っていたという記事である。この男性は妻子持ちで、お相手はNHKの20代の美人記者。しかも県警キャップだったという。県警もNHKも文春の取材に答えなかったが、県警への情報公開請求で、県警の監察官が本部長宛に「処分伺書」を提出していたことがわかった。

   もう1本は、覚せい剤で逮捕され、執行猶予中だったストリッパー・小向美奈子に「また『逮捕状』!」という記事だ。新聞は2月8日に書いたが、文春が取材し原稿を書いたのはそれ以前である。彼女が付き合っていたイラン人が密売人で、小向の名前も取り沙汰されていたようだが、昨年10月に件のイラン人たちが逮捕され、そこから事態は急転したという。

   逮捕状は発行された。だが、小向の行方が杳として行方が知れないと書いている。発売後にわかったが、どうやらフィリピンに高飛び中らしい。

   覚せい剤で逮捕された人間の再犯率は5割を超す。そうなると気になるのは、やはり最近本を書いて、芸能活動を再開するのではないかといわれるのりピーこと酒井法子である。彼女は、この報道を見て、何を思っているのだろう。

   3本目は、NHKの「7時28分の恋人」といわれるそうだが、お天気キャスター・半井小絵(38)と、現役大リーガー「テキサス・レンジャース」の建山義紀投手(35)との「愛欲不倫6カ月」である。二人とも地味で、追いかけるメディアもなさそうだが、3本の「スクープ」は見事で、お買い得だ。

   最後に、これも文春のワイドの中に気になるひと言がある。フライデーが宮迫博之&松本人志の「博多でランデブー」を撮ったが、ワイドショーもスポーツ紙もひと言も触れていないのは、吉本興業から扱わないでくれと、懇願されたからだというのだ。

   よくある話ではあるが、見逃せないのは、文春の取材に吉本の広報担当者がこう答えていることだ。「各社に『そっとして置いていた頂きたい』とお願いしました」

   こういう「圧力」に簡単に屈してしまうメディアって、何のために存在するのだろうか。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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