ひねりない脚本に退屈
唯一共感できたのは双子の兄を亡くしたマーカス。愛する兄ともう1度会うために、必死に霊能力者を探し回る姿は実に健気である。薬物依存症の母親がいるが、兄弟2人は母親をとても愛していて、「どんな母親でも一緒に暮らしたい」と願うマーカスに涙が溢れる。
物語は終盤にかけてバラバラだった3人が出会うことになる。そこで何を知ることになるのか。身近な人の死を最近経験した人は深く物語に入り込めるかもしれないが、全体を通して言えば、イーストウッド特有の映画の魅力はあるものの、脚本にもう少々ひねりが欲しいところであった。
PEKO
おススメ度 ☆☆