2024年 5月 5日 (日)

「安全」の基準と前提が大きく変わったフクシマの「前と後」

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対岸の火事から「汚染に直面する現実」に

   放射能汚染が対岸の火事ならそれでよかったが、いざ日本人が国内で大規模・長期間の汚染に直面する事態となったいま、「安全」は何千万人もの生活、社会経済といった諸事情を考慮したものにならざるをえない。以前とは「安全」の前提が変わってしまったのだ。

   国は、楽観説より多くのバッファを取ろうとしているようだが、かといって、輸入食品を扱うように、保守的に、慎重に放射能を排除することは不可能だ。米国のように、超前倒しして、簡単に80km以内の人に避難を呼びかけるわけにもいかない。ふたつの狭間で、どこに「安全」を設定すべきか、迷っているようにも見える。それがまた人々の不安を増幅するのだ。

文   ボンド柳生
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