2024年 4月 29日 (月)

カキもサンマも食卓から遠のく!?東北だけじゃない漁業被害

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全国有数の整備基地漁港

   末永芳美・東京海洋大教授は「三陸は漁場がいいだけでなく、基地機能も高く、後背地の加工業、冷凍倉庫、配送・流通も発達していた。だから全国の船が集まってきた」という。これらが機能しなくなると、日本の食卓にもろに響くのは当然だ。

   加えて、この震災では福島原発の放射能という難題がふりかかった。北茨城から銚子にかけての風評被害は深刻だ。これは東京・築地にとどまらず、 輸出にも影を落とす。すでに商社の取扱量は半減、先の見通しはさらに暗い。

   当面の復興について末永教授は「まず出漁すること。船の修理、中古船集め、共同利用でもいい。助け合いだ。それと岸壁の整備」という。いずれもいま漁民が求めていることであろう。気仙沼を見てわかった。漁業の復興は東北全体、さらには全国の関連産業に関わる。政府は漁港の再建・再編を東北全域で考えていく方針のようだが、これが近代化、合理化になればいいが。

   それにつけても、原発はつくづく余計なことだった。

ヤンヤン

NHKクローズアップ現代(2011年4月18日放送「広がる漁業被害 食卓への影響は」)

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