2024年 5月 7日 (火)

吉田昌郎・福島原発所長「海水注入は命がけだった…」

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「高濃度汚染水が一番の課題」

   淡々と語る吉田の柔和な顔が印象に残る。この人に後を託すしかないが、では今福島第1原発の現状はどうなっているのか。吉田は「現時点では1~3号機の原子炉の中は冷えている。その意味で原子炉は安定していると考えている」という。

   ただ、復旧作業の最大の障害になっているのは溜まり続ける高濃度の汚染水。

「これが一番大きな課題と思い取り組んでいる」

   1日1200トンの汚染水を最大で1万分の1の濃度に処理できる処理施設の試験運転が始まったが、トレンチ内の汚染水は今月20日に地表まで達することが予想され、梅雨による影響を考えると処理施設の本格稼働が始まる15日まで綱渡り状態が続くという。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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