クーラー、扇風機なし。ハエ発生で窓閉めきり―心配!被災地の熱中症

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   東日本大地震の被災地で熱中症が心配されている。今月に入って宮城、福島、岩手3県で17人が緊急搬送されている。阿部祐二リポーターが被災地の熱中症対策を取材した。

教室内は気温30度、湿度70%

   宮城・気仙沼市の階上小学校はクーラーも扇風機もなく、阿部は「昨日(2011年6月23日)の気仙沼の平均気温は21・9度でした。しかし、教室の中は30度で湿度は70%。しかも密閉状態なので、いつ熱中症になっても不思議ではない状態です」とレポート。窓を開けたくても、学校から約2キロのところに壊滅した水産加工場があり、「瓦礫の下の腐敗した水産物のため大量のハエが発生。そのハエが学校まで飛んできます」(阿部)と伝える。

震災から助かった命

   階上小学校は3教室が現在も避難所として使われていて、被災者は窓も開けられない中で、厚手の毛布にくるまって夜を過ごしている。「薄手のタオルケットでいいから欲しい」と訴える。

   司会の加藤浩次「湿度が高くて、屋外と室内の温度差が10度近くもあるというのは大変なことですよ。熱中症にならない方が不思議だ」

消防車で屋上から放水を

   避難所での熱中症対策について、国立科学スポーツセンターの内科医・小松祐医師はこう話す。

「湿度が高いほど体内の熱は逃げにくくなります。また、高齢者は暑さを感じにくいこともあります。のどの渇きを感じる前に、早め早めの水分補給をしてくだい」

   これは、避難所でなくても心がけるべきポイントだ。八代英輝(国際弁護士)は「アメリカにいたとき、猛暑になると消防車が学校にやってきて、屋上に向けて放水した。すると、室内の温度が3度から5度下がった。日本でもそうしたことが必要だろう」と話す。

   キャスターのテリー伊藤「お年寄りは周りを気遣って言いたいことも言わずに我慢している。しかし、場合が場合だから、ワガママをどんどん言うべきだ。早くタオルケットをくれとか、クーラーを取り付けろとか。命が大事。せっかく震災から助かった命。熱中症で失うなんて、そんな馬鹿なことがあってはならない」

   聞いてるか!永田町のみなさん。

文   ナオジン | 似顔絵 池田マコト
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