天海祐希ボスの貫禄、キャラ濃い面々-出色だったセリフのスピード感
2011.07.06 16:00
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ポポポポポポンとやり取り
犯人役で出てくるゲストも豪華で、あの「古畑任三郎」を彷彿とさせるのだけれど、このドラマが他の刑事ものから抜け出ているのは、ひとつには「特別犯罪対策室」で交わされるボスと部下たちの会話のスピード感だ。役者同士のセリフに0.1秒の間もないほどだ。これをポンポン…、どころかポポポポポポンとやり取りするのはたいへんな技量なんじゃないかと思う。ひとりでも間を間違えたら台無しなんだから。
このシーズンは終わり、例によって大澤絵里子は空港から飛び立った。だけど、また同じ場所からさっそうと降り立ち、いきなり対策室に現れて、「ただいま。事件だから」と檄を飛ばす日は遠くないだろう。待ってるよ。
文
カモノ・ハシ