魁皇「満身創痍の引退」今場所中も片道2時間半かけて治療
2011.07.21 13:37
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東北被災地炊き出しでは「ちゃんこ盛りつけ担当」
その後は一進一退、故障に悩まされる日々だった。今場所も名古屋から片道2時間半もかけて、奈良まで治療に通った。最後は治療する先生の方が名古屋まで来た。誠実な生き方は尊敬も集めた。引退するその朝まできちんと土俵に下りて稽古をしていた。4月に東北の被災地で行った炊き出しでは、大関が率先してちゃんこを盛りつけしていた。
引退後は親方になり後進の指導に当たる。会見で「自分よりもっともっと強い、 かっこいい関取を育てたい。それが夢です」と話した。
司会の小倉智昭「気の毒だったのは、(不祥事で)場所がなかったりして、記録の達成が遅れたんだよね。もっと早かったはず。場所をボイコットしようという動きがあったときも、魁皇がとめたっていうでしょう」
レポーターの横野レイコ「『オレたちが相撲とらないでどうするんだ』という一言で決まったのでした。でも、魁皇最後の日も(入場客は)4400人という寂しい状況でした」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト