ガム売りの過酷な子ども時代
このニュースを報告した小松靖アナも疑心暗鬼なのか、「ちょっと、にわかには信じられませんが…」とコメントする。1990年代後半から2000年初めにかけてソウル特派員だった青木理(元共同通信記者)はこんな感想だ。
「いまはもっと豊かになっているはずですが、ソウル勤務当時、屋台で食べていると子どもがガムを売りに来ていた。そういう生活をしていたと思うと、そうとう過酷だったろうという気がする」
スーザン・ボイルも2位だったのに道が開けた。将来は「声楽家になるのが夢」というこの青年は、本物の声に磨きをかければ実現できるかもしれない。